前のエピソード――日本映画の衰退はこの頃から決定的になった

　さて、今現在、谷津遊園や常磐ハワイアンセンター、夕張のテーマパーク内遊園地、奈良と横浜の夢幻ランド、九州の城島高原ファミリーパークとグリーンヒルランドにはそれぞれ付帯施設として夏はプール、春秋は釣り堀、冬はアイススケートリンクになる場所があるがそれぞれにウォータースライダープールを設置中だ。

　あとそれらの着替え用のロッカールームのロッカーなどが、かなりぼろくなっているで、ロッカーも新しいものへと置き換えている。

「基本的に室内温水プールがある常磐ハワイアンセンターと夕張のプールはともかく、そのほかのプールは夏しか営業できないけどその利益は馬鹿にならないんだよな」

　俺がそういうと北条先輩がうなずく。

「そうですわね。

　プールはたくさんの人間が楽しめ、人件費やメンテナス費用が比較的安いという面で優れていますわね。

　ウォータースライダーがあればますます人が来ると思いますし」

「暑い時期はプールで泳ぐのが一番簡単に涼しくなれる方法でもあるしな」

　どこもプール開きをする7月までにはウォータースライダーの設置が間に合うように工事を進めているいるので今年の夏は来場者数の増加も期待できるだろう。

　それから西湖・田沢湖・夕張のシューパロ湖では旅館やキャンプ場などの宿泊に釣りやカヌーやカヤック、ウィンドサーフィン体験を附随したツアーを打ち出し中で結構予約が入ってきているし、谷津遊園では釣りキチガイサンペーとタイアップした釣り船や屋形船での宴会が結構人気だ。

　伊東は今はいちご狩りツアーで人気だな。

　あと谷津遊園では“田の宮模型”協賛の賞金付きのラジコンやミニ四駆なんかの大会も日曜日開催していて、それらのファンの聖地的な扱いにもなってる。

　普通のサーキットだけでなく砂浜を使ったオフロードカーや海を使ったラジコンボートやラジコンヘリなどのレースも全部開催できるのが強みなんだ。

　あとプリティファイターショーでのダンスやプリティファイターショーのコスチュームに着替えての記念撮影なんかもすでにかなりの人気だな。

　そして谷津遊園の超大型ジェットコースターやタイムマシンの恐竜から設定を宇宙空間に変えたライドアトラクションに超絶怖いお化け屋敷も夏休み前には設置完了できると思う。

「とりあえずは、休園していた期間もある谷津遊園のアトラクションの入れ替えが優先だけどほかの遊園地に関してのアトラクションも陳腐化したりしたら新しいものに入れ替えていかないとな」

「そうですわね。

　あまりいっぺんにやるわけにもいきませんが」

「ゲームセンターのゲームもそうだけど、遊園地のアトラクションもあっという間に時代遅れになったりするからなぁ」

　特に谷津遊園のアトラクションは７０年代のものが多いし、メリーゴーランドとかコーヒーカップなんかはともかくそのほかの回転系アトラクションは時代を感じるものが多くあまり人気がないものも多いので一年に２個か３個ぐらいは新しいものにしていく必要はあると思うが当然結構な金もかかるから、タイミングを考えないといけないな。