第9話 タイトルは大事

 自分の書こうと思ったことをさあ、いざ書きましょうとなりますよね。

 この書き出しからしてそうなんですが、書こうと思ったことと、書いている内容はかなりずれています。


 タイトルて大事だよなあと思ったのでこのタイトルにして、その事を書こうと思っても話の筋がそれてみたり、捕捉を足したり比喩なんかつかってみたりと、いつのまにか本質がどこか迷子になってしまいます。


 やはりそうならないために、タイトルが必要とされていて、重要なもなのかなと思います。


 いろいろと小説もどきなりエッセイもどきなんか書いてますが、始めた頃はタイトルなにそれって感じでした。


 タイトル、つまりは表題ですか。タイトルはその作品の一番短い要約だとどこかで見たことがあります。

 はっきりいってタイトルを考えても出てきませんでしたし、それが重要性もわかりませんでした。なんとなく大事そうだよねくらいのことは考えましたけれど、その本質は見えてなかった気がします。


 タイトルタイトルいっていますが、そもそもタイトルってなんでしょうか。


 書き手から言えば順番の前後はあっても一番上の目立つところ、本文の前にある程度短く書くものです。

 そもそも短くないといけないのか、ということですけれど、長すぎるとそれは本文と同等のものになり、タイトルとは言えないのではないでしょうか。

 ではタイトルは本文と無関係であるかといえば、そうではなく書き手からすれば、読者の一番はじめに目をつけるだろうという点で関係”おおあり”ですね。


 でも読者は本当に一番最初に目をつけるんでしょうか。

 そうであるときもあるでしょうし、そうでないときもあるはずです。


 あまりタイトルを気にせず読み始めることもあるかもしれません。

 タイトルを全く見ないで、少し読んでからこのタイトルはなんだろうと見ることもあるかもしれません。

 タイトルを見ないで本文だけ読むという奇特な方もいるかもしれませんが、さすがにそんな人は切り捨てましょう。そもそもその人にはタイトルは必要ないからでしょうから。

 いずれにせよ、タイトルはほとんどの人にとって重要なものと考えることができそうです。書き手にせよ読み手にせよですね。

 ただ読み手にとってみれば、本文を読もうとしていなければ、タイトルもさほど重要はないでしょう。読もうとしていない本文のタイトルに価値は少ないはずです。

 では、タイトルに価値があると仮定すれば、どうなるでしょうか。


 おそらくタイトルに価値を見い出せば、本文は読まれるでしょうね。

 本文がつまらなければまあタイトル詐欺というやつになるのでしょう。


 本文に価値があっても、タイトルが駄目だとどうでしょうか。たぶんあまり読まれないでしょうね。

 ということはやはりタイトルは価値があり、重要と言える気がします。

 

 タイトルと本文に関連性があり、しかも価値が高い。タイトルは本文の一番短い要約であるというのは的を得ているような気がしますね。あとやっぱり書いてみると1000文字程度ではかけることは少ないですね。



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