1章までは素晴らしく主人公が英雄になるのを心から望み、行動、成長できた一面を描けてたと思う。
しかし、新章ではカモにされたうえギルドに入るという甘々の性格が治っておず、、、
あれ?1章ラストで成長したはずの主人公はどこへいったの?って感じです。
新キャラの猫娘に関しても弱者から物を盗む、強者には媚び諂うクズ野郎にしか見えません。
ギルドに世話になっているのに悪行を働きそのせいで迷惑をかけた時は辞める覚悟はあるとか、どの口がほざいてんの?行動が矛盾していて好きになれませんでした
新章に関してボロくそ言わせてもらいましたが今最も好きな作品ですので頑張ってください
人と向き合い続ける、成長の物語です。
物語は大きく奇をてらうものではなく、王道そのもの。
しかし、飽きるのかと言えばそうではなく、著者の物語の運びかたが秀逸で、山場をしっかりと体感させてくれる、暑くて熱くて厚い物語構成になっていました。
キャラクターに関してもそれぞれ独立した個性があり、キャラクターの個性がほやけるといったこともありませんでした。それぞれのキャラクターが成長により変化していくため、キャラクター性を大事にされる人にとっても、キャラクターが生きているように感じる、満足のいく作品だと感じます。
向かない人もいます。
主人公の特性上、安易に敵を乗り越えることはありません。
ですので、一斉の迷いはなく、正解のみを特に努力もなく選び続け、人間的成長が一切ない、完成された主人公や、そこに心酔するヒロインの姿を切望する読者には致命的に向いていない作品だと思います。
個人的に嬉しい点は、ヒロインと主人公の関係です。主人公はここまで、終始高嶺の花に手を伸ばし続ける物語となっており、同じ男として、いい女を手にいれるために頑張る男の姿は、心をうたれるものがあります。
富も女も名声も、全て、自分で奪い取れ!
といわんばかりの熱さを感じます。
是非とも、そのどでかい欲を、誰よりも臆病で、純真な主人公とともに、勝ち取るecstasyを感じてください。
おもしろいですよ
剣と魔法系の成り上がりモノ。そんな作品を初めて読んだ際は心踊ったが、いつからかありふれたテーマになってしまった。
似たような設定、世界観、名ばかりの個性。気づけばもう読まなくなった。
いつものように脳死してTwitterを見ていた時、私が一番尊敬している作家さんがこの作品をリツイートしていた。曰く「アツい」と。初めは流していたが、何回も何回もリツイートされると嫌でも気になる。「別につまらなければやめればいい」と思い開いたページ、1時間後にはニヤニヤしながら2週目を読んでいる自分がいた。探し求めていた「アツさ」があった。鳥肌とともに体に伝播するアツさ、最高です。
5週目、行きますか…!
いやアツイ。
なろう系と呼ばれる「チートを貰ってもしくは持っていて、どんな相手も一撃必殺強さを見せれば女が尻を振ってハメまくりヤリまくり自分を虐めた相手はざまぁで復讐」といったものにうんざりしたら、いやしてなくても読んで欲しい。
薄暗い部屋のベッドでニタニタしながら、あるいは真顔で、股間をおっ勃てながら脳死でいられるような面白さじゃない。
小遣い握り締めてコンビニで買って、感じる世界にワクワクして、訪れるピンチにヒヤヒヤして、そしてそのカッコ良さにひとり胸をアツく昂らせた、あの熱を持った面白さ。
初めの情けない姿。努力と少しのキッカケ、意地 涙 勝利 別離 、そしてさらに向こうへ。 王道の展開ですが、それを『テンプレ』ではなく『王道』と呼ばれるようなものになっている。
キッカケが、最強の武器「ただ誰よりも何よりも速く(なれる可能性)」を手に入れる。聞いただけでは単なるチートのようだが、これは別に某「どんな打撃も銃弾も効かない有機高分子を主成分とする弾性限界が高く弾性率の低い物体と同様の性質になった主人公」と同じ様なもので、欠点も弱点もあり、上には上がいる。そんな中で自分どう活かすかの描写が上手いなあと。
1番良かった点は、登場人物に1本筋の通った動きをさせていたところだと思います。あの「火種」とその勇姿を見せつけられた後に、一緒に行くなんて行動を取るわけが無い。思わせぶりに仲間を出す中で、きちんとキャラに思考を与えて、お手軽じゃなくしている点が最高でした。
このレビューのためにアカウントを作成しましたが、それだけの価値があると思います。