第55話 相手の為に⑥
楽しい時間はすぐに過ぎて行ってしまう。
気がついたときにはもう帰らないといけない時間だった。
空はもう真っ暗。
がら空きの電車に乗って帰る。
初めての経験を沢山して疲れていたのか西川さんは隣で俺の方に寄り掛かる形で寝てしまったいた。
「佐阿くん。キスしてもいい?」
「?!」
いきなり起きた西川さんはそんな事を言い出した。
「もしかして、西川さん寝ぼけてるの?」
「うん」
寝ぼけているという返事をする西川さん。かなりはっきりしているので寝ぼけていないと思う。が、いきなりこんなこと言いだすなんて西川さんらしくない。
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