第46話 嫌な奴④

 私は後で話を聞くから2人でしっかり話して、と紗季は気を利かして部屋は西川さんが居る紗季の部屋に入って2人きりの状況になった。

 

 「西川さん。その。心配かけていたらなごめん」

 

 「ううん。私の方こそ佐阿くんにひどい事を…」


 「いや、そのことはどうでもいいだ。西川さんがそれで幸せなら俺は邪魔はしない」


 キッパリと言えた。

 もし、ここで本当に大智のことが好きで今、西川さんが幸せなら俺は西川さんとは出来る限り距離を置こうと思っていた。


 「実は鈴さんの話は…」


 西川さんが俺の中学時代のトラウマの真相を教えてくれた。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る