第42話 2度目の誘拐②
まぁ。彼女の性格が変わったといってそこまで何かが変わるわけでもないし、これからする事に変わりがない。
「あの誰ですか?私はなんで縛られているんですか?」
「…そこまで深く考えなくていいよ。それより本当に綺麗だね」
顔を近づけて私の顎を少し上に上げながらそう言って私にキスをしてきた。
「…?!やっ!」
慌てて私は横を向いて男の唇から自分の唇を離した。
「つれないな」
「い、いきなり何するんですか!」
「そう、怒るなって。今からもっとすごいことするんだから」
「…っえ?」
ここで私はやっと理解した。また、私は誘拐されたのであることに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます