第31話 言い訳①

 ひゅ〜。ドン。

 

 大きな音と共に空には光り輝く花が咲く。

 周りの人たちはそれに合わせて「たまやー」と言う人が多々いる。

 何故、花火が上がるとき「たまやー」というのであろうか?

 

 「ねぇ。何か答えてよ」


 くだらない事を考えている場合じゃなかった。

 今に西川さんに俺は問い詰められている。

 

 「その…あれは…」


 言葉が詰まる。

 西川さんに心配かけまいと何も言わなかったのが完全に裏目に出た。

 用事と言って他の女性と祭りに来ているなんて西川さんから見たら完全に浮気だ。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る