第4話 避けられている④

 一応辺りの家の表札を見て周ったが、西川という苗字はこの家だけであった。

 少し考える。いや、考えたら直ぐに気づいた。

 さっき、姉って言っていたんだからこの家で絶対に合っているはず…。

 …もう一度、インターホンを鳴らそうとしたが、辞めた。

 あの西川さんのお母さんと思わしき人物が窓からこっちを見ているのに気がついたからだ。

 ホラーだ。

 仕方がなかったので手紙をポストに入れ俺は西川さんの家を後にした。

 自分の家に向かっている途中、後ろから声をかけられた。

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