『最愛の妹』


凛「Σああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


桃「Σッ!!!! どどどどうしたんですかいきなり!?!?」


凛「今日真理ちゃんの誕生日だ!!!!!!」


桃「えっ!? そうなんですか!?」


王「あ、そういえば……10月28日だもんね」


凛「忘れてた!! 超すっかり忘れてた!! プレゼント何も用意してない!!;;」


隼「つっても、外出できねぇんだからどのみち大したもんは用意できねぇだろ」


凛「でも! 真理ちゃんが無事に14年も生きられた記念日なんですから! 何もしてあげないわけにはいきません! そしてマッケンさんには負けたくない!!」


隼「出た本音」


桃「あの人ならとんでもないものを用意していそうですね;」


凛「ここは兄妹愛の見せどころです!! やりますよお兄さん!!」


王「あ、う、うん。……じゃあ、どうしようか?」


凛「真理ちゃんがほしいもの……ほしいもの……」






凛「くそっ!! マッケンさんしか出てこない!!」


隼「その時点で負けてるな」


マリ「──真理、何もいらないよ」


凛「Σま、真理ちゃん!?!?」


マリ「お兄ちゃんとお姉ちゃんが一緒にいてくれたら、それだけで幸せ!」


凛「真理ちゃん……!!」


王「なんてイイ子なんだっ……ウッウッ;」


マリ「でも、ほしいものはないけど、いらないものならあるよ」


凛「え?」


王「なんだいそれは……?」


マリ「コレとコレ」


桃「Σえっ!? 私!?!?」


隼「指を差すな」


マリ「真理からお兄ちゃんとお姉ちゃんを奪おうとするゴミカスども……」


凛「ゴミカス……」


王「奪う……?」


桃「そ、そんなつもりは……!!;;」


隼「こんな変態ピンクと一緒にするな」


桃「誰が変態ですか!!;;」


マリ「お兄ちゃんとお姉ちゃんは真理のもの! 誰にも渡さない! ──モルモル、やっておしまい!」


マッ「あらほらさっさー……」


桃「Σちょっ!! な、なんですかこのロボット!?」


隼「いででででっ!! 放せこの野郎っ!!」


マッ「ご安心ください……ちょっとした実験に付き合っていただくだけですから……フフフ」


桃「イヤァァァァーー助けてぇぇぇぇ!!!!!!;;」


隼「このゲスチビがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」






マリ「よし! 邪魔者はいなくなったよ♪ 何して遊ぶ? お兄ちゃん、お姉ちゃん♪」


王&凛(恐ろしい妹だ……;;)



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