犯罪Ⅲ
俺は中央西地域の自分の家にいる。さっきまで彼女とお母さんのところまで行って、今は休憩中だ。この後は、中部地域にいた、グループのリーダーを探す。
「じゃあ、行ってきます」
俺は家にいる、彼女たちに言った。
さて、適当に探してもきりがないので、考えながら、探していこう。
まず、一番怪しい、ところはあの山か・・・
その山は、内容は忘れたが、変な噂が有った。俺は取り合えす、その山に入った。
暗くて、じめじめしている。苔が木や岩についているくらいだ。
俺は頂上を目指いして上った。そこまで、高くはない山だが、それでも、空気は薄い気がする。
体が重くなってくる。不穏な感じがする。そういえば、生き物を全然見ていない。
勘違いかもしれない。それでも、やっぱり不気味。
「・・・!、これ、人の足跡・・・」
俺は誰かが歩いた、足跡を見つけた。大きさは26,5cmくらいだろう。
俺はその足跡を追っていった。400mくらい歩いたころだろうか一つの平野に出た。
その平野に一つの家を見つけた。その家からは不気味な空気が漏れていた。誰かがいる。
俺はその家に静かに入った。
「何だ此処は・・・」
俺が見た光景は、たくさんの腐った死体。まだ息はしているが体が何かに汚染されたみたいになっている人。
その人たちを閉じ込めている牢屋。刑務所とは違う感じだ。まるでこの人たちは実験台になったみたいだ。
「ようこそ・・・能力者さん」
奥から声がした。このパターンはど派手に登場するやつだな。
そして、家が揺れた。天井が・・・ドン!ガラガラガラガラガラガラ、ガシャン、ガシャガシャ・・・
やっぱり、ド派手に登場してきた。ていうか、ド派手すだろ!階段があるんだからそこから姿を現わせよ。
ガシャ、ガシャ、ガシャ、ガシャ
奥から誰かが来る音がした。そこには、白い服を着た人が来た。ここには、似合わない服装だ。
「そして・・・さようなら!」
男は俺に水の能力、滝のようなものを俺に流してきた。俺はその場で宙を舞った。
そして、今日始めえて使う能力、電気の能力を男が出した水に電流させた。その電気は水の流れを逆流するように電流していった。男はそれに気が付き、後ろによけた。ちなみに最近俺は、いろんな能力が出来る、なった気がしたので、いろいろ試してみたら、俺は想像したら、なんでもできるようになる、能力を手に入れたようだ。誰から、もらったかは覚えてない。診断してみら、それは俺と同じDMAが検出された。つまりお母さんの物だ。不思議なことが起きるみたいだ。
でも、これはこれで俺にとって、良いことかもしれない。この、能力はお母さんからのプレゼントなんだ。これは無駄にできないプレゼントだ。
「俺はお前を止める」
「止めることは不可能だよ。殺さないと」
俺は男の言葉で俺の覚悟を思い出した。人を殺すことは、中化を背負わないといけない。ずっと、背負わないといけない。俺は背負って生きることが出来るか。
でも、誰かを救うためなら、大切な人が救われるなら、この世界の人が救われるのなら、選択肢は一つだけだ。
それにこんな覚悟、ずっと前から出来ていた覚悟だ。
「覚悟ならできているさ」
「なら、こっちもその気でいかせてもらう、・・・さっさと死ね!」
彼は俺にまた能力を使った。俺はそれを防ぎ、消していった。男はもう、さっき使った能力は使えない。俺はそれをずっと続けた。
「なんで、攻撃してこない。こっちはもう、全部の能力を使い切ったではないか」
「なら、勝負はあったな」
俺は男の発言に堂々と返してやった。
「どういう、意味だ!」
このパターンはこの男もにげるやつだな。
「お前の能力は全て消したんだ」
「な!そんな・・・バカな」
男はすごく焦っていた。もちろん、原因は俺がチートすぎる事。
「なぜだ!なぜ俺の能力はどこに!」
「ここに」
俺は男が自分の能力の行方を聞いてきてので、俺は男の能力を使った。
「そんな、事があり得るか!あんたは人間じゃない!」
「うるさい、ちゃんと人間だ」
俺は男の発言を素直につっこんだ。俺は男を拘束する能力を使った。
「な、なんだこれは!」
「能力だ。悪いが今、俺は急いでいる。あんたみたいな雑魚は質問を素直に
聞いておけ」
俺は男を脅した。男は俺に怯えた。
「エニアメア症について、知っていることをすべて言え」
「そんな事、言えるわけがない」
「言え!」
俺は男に強く言った。
「さっさと言え!」
「その病気は俺の親父が作ったもの。だけど、親父はそれをすべて処理をしたんだ。そして、俺の人生は全て狂った。だから、幸せに生きている奴は苦しんで染むべきなんだ!いいだろ!せっかく持っている能力を使わない奴なんているか?だから、これは当然の結果なんだ!」
「病気の処理するには・・・どうしたらいいんだ?」
「そんなの知らねえよ」
やっぱり、ダメだったか。どんなに探しても治療法は俺の能力のみ。結局、俺は世界を回って、みんなを救うしかないのか・・・
「そうか・・・なら、俺は帰る。そのまま飢え死にしな」
俺は拘束の能力を解かずに帰ろうとした。
「だ・・ず・・げで」
と濁った声がした。俺は振り返った。男の声ではない。そして、分かった。そうか、ここには実験台になった人が沢山いる。なら・・・助ける。それが俺だ。
「わかった。少し待っていて」
俺はそう言って、牢屋を壊していった。
そして、牢屋にいた、皆に俺の能力、治癒の能力を使った。
みんな、元気になっていた。でも、汚い。俺は母さんから貰った能力で温水をみんなに頭から流し、洗剤で、みんなの体を洗った。みんな俺より、年下の子ばかりだ。
「みんな、怖かったね。さあ、帰ろ」
俺はみんなにそう呼び掛けた。
「待て、待て!それは私のものだ」
「人間に誰の物とかないから」
「この、この、クソガキがああああ」
男はそう言って、俺の拘束を解いた。おかしい。俺は能力しかちぎれたりしない。まだ、能力を持っているのかもしれない。
「クソガキは、クソガキは死ねええええ」
男は俺に襲ってきた。男の右手には電気が走っていた。俺は男を土の能力を使った。
「くそがき、くそがき、くそがきいいいい」
鬼人化した。これは最悪の場合殺さないといけない。
男の手のひらには何かが集まっている。空気が変わった。なんだ、重たい
「苦しい、苦しいよ。お兄ちゃん」
と子供たちが苦しがっていた。
これはもしかしたら、病気を俺たちにぶつける気だ。
「これは俺が作った病気だ。さあ、死ねえええええ」
微妙に自我を持っている男は叫んだ。でも、もうじき自我は失うだろう。
「させるか!」
俺は俺の能力を使った。そして、子供達には俺の能力を付与した、シールドを付けた。
「死ねええええ」
男は俺にめがけて、能力をぶつけてきた。俺は男の能力を狙って、自分の能力をボール状にして、銃のように発射した。
能力同士がぶつかって、その衝撃で風が強く吹いた。微妙に押されている。このままだと、ここにいる、みんなが、世界の人々が死んでしまう。
「死ねええええ」
男は叫んだ。負けてたまるか。応用するんだ。さっきのシールドみたいに、治癒のイメージをするんだ。
母さん俺に力を!
「死ねええええええええええええええええええええええええええええええええええ
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
俺と男は叫んだ。お互い最大の威力をぶつけた。今度は俺が押している。行ける!
「うおおおおおおおおおおお」
「な、なぜだ。まだ、まだああああああああ」
男は押されていることに気が付き、焦っている。
「お前が!死ねえええええええええええええええええええええええ」
俺はそう叫んだ、男の能力は消滅。男は遠くに飛ばされ、家の壁に打ち付けられていた。男は死んでいた・・・・
少年は日記に
能力を使って、誰かを気づ付けるのは初めてだ。傷つけるなんて、俺はそんな優しい事はしていない。もっとひどいことをしたが、今はそう言わせてほしい。
俺はまだまだ、未熟だ。人一人助けることが出来ないなんて、でも、この事件は仕方がないことなのだ。でも、この考えはあと少しの間だけで良い。このままでいさせてくれ。あと少し、あと少しで、俺はちゃんと現実と向き合える。
と書いていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます