北の島の信頼
俺は寒さに目を覚ました。
ここは俺の国の北の方にある島、北の島だ。今の温度はー2度だ。俺の地元は冬でも5度以上はある。それでも寒いが・・・
俺は昨日は飛行機を降りて、一番空港から近い町に向かった。そして、ホテルに泊まって、今朝を迎えていた。俺はホテルの朝食を食べて、肩からカバンをかけて町を歩き回った。まず、病院に行った。
「すいません、この病院に特殊能力による、病気にかかっている人はいますか?」
俺は病院の入り口のすぐにある、受付の人に尋ねた。受付の方は少し混乱している。俺の言っている事が分からないのかもしれない
「わかりずらい事を言いました。原因不明で治療法がなくて、症状が高熱、血を吐くなどの病気の人はいますか?」
俺は簡単に受付の人に説明をした。受付の人は理解をしたみたいだ。
「ええ、いますけど、何か?」
「その人に合わせてください。もちろん全員にです。あと、その人の名前だけ教えてください」
俺は受付の方はすごく困っている。ダメか?・・・俺は少し諦めかけたが踏ん張った。その時、入院棟の方から看護師と医者の人たちが
「106号室の池田さんが症状が出始めました。多分今日中には・・・」
俺は看護師の言葉が自然と耳に入ってきた。俺は振り返って、その看護師のところに行って
「その人のところに連れて行ってください。俺なら、助けられるかもしれない!」
俺は看護師に言った。看護師も医者も混乱している。そして医者の方が
「君は医者か何かかい?見た感じ未成年だろ?」
「そんなのどうでもいいだろ!今は患者を助けるのが重要だろ!早く俺をそこに連れて行かせろ!俺ならその人を助けられる!」
俺は病院の中を声で響かせた。
「たかが、子供に何が分かる。この病気には治療法がないんだ!そんなのも誰が信じるか!」
医者が俺に言い返してきた。こんな言い合いしている暇がない。確かその人は106号室だったはずだ。なら・・・その人のところに俺だけが行けばいい!
俺は入院棟の106号室に向かって走った。
「あ!待ちなさい!」
「治療法があるから、言っているんだ!」
俺はそれだけ言って走った。医者も看護師も俺を追いかけてきた。でも、俺はまだ若いから、足は速い。50m走は高校生の中では速い方だった。俺はすぐに106号室に入った。患者の池田さんは20代後半の男性だった。俺はその人の手を急いで取ろうとしたが
「貴方は誰ですか!うちの子は今、見てのとうり、苦しんでるの!それでにぎやかに入ってきてはうちの子に何かしようとして、ふざけないで!」
とまた、邪魔が入った。池田さんの容体はだいぶ悪い。しかももうすぐ医者たちが来る。早く助けないと!・・・
「お母さん、すいません!遅くなりました。今から俺が息子さんを助けますので、そばで見ていてください!」
俺はお母さんを説得をした。お母さんは少し信用をしないなかった。
「いたぞ!こいつを取り押さえろ!」
と医者たちが来た。
「やばっ、すいません!」
俺はそいって、池田さんの手を取って、目を閉じる前に警備員の人に捕まった。でも俺はその手を離さすずに目を閉じて『彼の病気を吸い取れ!』俺はそう願って目を開けた。
そして、池田さんは体中光った。その場にいたみな、驚いて停止していた。何が起きているか誰も理解を出来ていなかった。
そして光が俺の右目に吸い取られていいた。池田さんはだんだん様子が落ち着いてきた。
―—もっと、もっと、隅まで病気を吸い取れ!
俺はそう思いながら、光が目に入ってくるのを感じた。そして、池田さんの光が全て俺の右目に入り終わった。
「これで、池田さんの病気は治りました。これでご理解いただけましたか。これが治療法です」
俺は未だに何が起きているのか理解できていない医師たちに言った。
「もう一度言います。この病気の人たちを僕に合わさせてください!」
そして、忙しくなる、一日がもうすぐ、始まる・・・
少年のメモ日記帳にはこの事をこう書かれてあった。
12月16日 北の島の病院で池田大喜さんが症状が出た。とても苦しそうだった。でも、間に合ってよかった。だが、警備員の人たちがもう少し早かったら、彼は助からなかっただろう。本当に助かってよかった。
医師や警備員の人たちに病院に追いかけられたのは普通に楽しかった。大人たちをバカにした気分だった。久しぶりに本気で走った。
さあ、もうすぐに忙しくなるから、日記はこの辺にしておこうと思う。
忙しくなる、俺の仕事!頑張るぞ!
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