【天空の戰巫女ツクヨミ】

作者 衛洲圭

120

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★★★ Excellent!!!

怪異(怪談)モノはともかく、現代を舞台にした”怪物退治”モノとなると苦手なんですよね……。
”怪物”という存在自体が荒唐無稽。それを上手く”読み手”に呑み込ませる過程を経てようやく”怪物退治”が茶番でなくなるのに、説明らしい説明も無しで主人公が怪物退治だけを延々と続ける作品のなんと多いことか…

でも【天空の戰巫女ツクヨミ】は違います。
何とも言えない色が抜け落ちた様な雰囲気の”前日譚”、それに続く緊迫感に満ちた”逃走劇”が否応なく怪物(偽神、あえて言うなら戰巫女たち)の実在を肯定させてしまいます。
文章は技巧が凝らされ緻密。主人公の”視覚”以外に”嗅覚”を通した主観描写が多用されているのが特徴でしょうか?

転生を繰り返す1025回目の主人公”鴇谷要次”と六人の戰巫女(少女)の物語。

いかにも軽そうに思えるテーマに反して、読感も世界観もヘビー級。
ヒト味違った”怪物退治モノ”を読んでみないか? そう知人にオススメしたくなるような作品です(ΦωΦ)





★★★ Excellent!!!

最初の1ページ、1行目から一気に戰巫女の世界へとトリップする。

〈要次〉の壮絶な最後から始まった戰巫女と彼の物語。

死んだ彼は新たにまた創り出された。
幾度となく繰り返される〈要次〉の輪廻、作成には疑問が尽きない。

そして物語の焦点は今回の〈要次〉である。

作り込まれた世界観、表現力、神に魅入られた巫女たち、偽神の存在。

ここでしか味わえない世界をぜひ一度堪能していただければと思います♪

 
 

★★★ Excellent!!!

レビューも何もない、ただ面白いから称賛する。

それではいけないのだが、この作品には、そういった雑念を抱かせない何かがあるように私は感じたのだ。

陳腐なようで、完成された世界というのはそれだけで輝く。

作者様の手により、今後も輝きが増すことを祈る。

★★ Very Good!!

凄く凝った世界設定、主人公の設定は労作で緻密な頭脳の持ち主でしか書けないものであろうと思います。
私は興味深く読まさせていただきました。
ただ、精緻であるがゆえ物語を起動させるまで読者に多くの情報を与えねばならぬという感じが序盤しました。これが、明快な物語を望んでいる人には負荷になるのかもしれません。

★★★ Excellent!!!

冨連と主人公の緊迫感あふれる会話が、面白かったです。特に、冨連のキャラクターが好きです。こういう善悪を超越した存在って、かっこいいと思うので……。

また、集まった戦巫女たちもそれぞれ一癖ありそうで、この先の展開が気になります。

続き、期待しています。

★★★ Excellent!!!

Twitterで更新のお知らせツイートが流れたので覗いてみました。
主人公の名前の読み方が難しいので、難儀しましたが、どうやら何度も繰り返されてきた輪廻転生らしいですね!

戰巫女の強さは穢れなき処女に所以する?
それとも契約をした神々の階位や格といったものに左右される?
はたまた、戰巫女個人の性質に由来する?

或いはそのすべて?

というような考察もできる作品です。

文章は綺麗で克明に描かれています。
ライトノベルというより一般文学に近い文体のような気がしますね。
時折三人称のようで一人称のような視点描写をされているイメージです。

続き楽しみです。

2020.7.9
35話まで読み一部レビューの訂正と追加を行いました。