缶コーヒー
肌が痛い
そんな中、一匹狼に呼び出された
缶コーヒーを飲みながら自動販売機横の電信柱に背を預けていると同じ格好をした一匹狼が歩いてくる
「全員、てことは俺もか」
それに肯く
「関わってない奴もか」
それに肯く
「……」
一匹狼はポケットから財布を出して同じ缶コーヒーを買った
「そうか、お前にとって◾️◾️は、こんな感じだったのか」
思わず、黙る。でも肯いた
手の中で転がる缶コーヒー
そうだ、こんなにも暖かく、そして冷えていく
「このあと、もっときつくなる」
肯く
「俺が行方不明って感じに消える」
目を見開いて彼を見た
「一瞬だ。警察の気がひける。逃すなよ」
強く、強く、手の中の缶コーヒーを握り締めた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます