休校の教室で
寒い
しかし仕込みはしないといけない
訪れた教室は外より暖かい気がする
「なにしてんだ」
振り向いた
なんとなく目をつけられているのでは、と思っていたから
その声に疑問は抱かない
忘れ物した
そう言って自分の机を漁る。忘れ物はないが置き物はある
次は階段がいい
「どうやってるかわかんねえけど」
わかってる
「手伝ってやろうか」
固まった
なぜ
「なんとなく」
なんとなく、か
それもいい
大変だよ、というと
一匹狼は苦笑した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます