アールヴヘイムンのハレム群


 ただしこれにはこの後、とんでもない話が付いてきました。

 惑星アールヴヘイムンを、正式に直轄惑星としたのですが……

 エラムのように……幾つものハレムが……


 もともと十六王国だったのですが、そのうちの二つの海洋王国は虫に滅ぼされています。

 残りの現存十四王国とは、次の王国なのですが、忘れないように、パールヴァティさんが書き上げてくれています。


 アンガ王国、王都はチャンパー

 マガダ王国、王都はラージャグリハ

 カーシー王国、王都はワーラーナシー

 コーサラ王国、王都はアヨーディヤー

 マッラ王国、王都はクシーナガラ

 チェティ王国、王都はシュクティマティ

 ヴァツサ王国、王都はカウシャーンビー

 クル王国、王都はハスティナープラ

 パンチャーラ王国、王都はアヒッチャトラー

 マツヤ王国、王都はヴィラータナガラ

 シューラセーナ王国、王都はマトゥラー

 アッサカ王国、王都はポタナ

 アヴァンティ王国、王都はウッジャイン

 マーヒシマティー王国、王都はフント


 だそうです……舌をかみそうな名前が続いていますね……

 本当はもっと難解な発音だそうですが、近い発言をするとこうなるとか……


 パールヴァティさんは、マガダ王国の王族出身でしたよね。

 ウルヴァシーさんは、クル王国だそうです。


 私はサムラート、つまり帝王と呼ばれ、女官さんはジャーリヤ(女奴隷)と呼ぶそうです。

 あとは一応、エラムのハレムと同じでだそうです。

 アブサラス・ハレムは十四に分かれるようです。


 滅んだ二つの海洋王国は、執政官府直轄領として存続し、他の十四王国とは別の世界となっています。

 旧カンボージャ王国の王都マハラバードと、旧ガンダーラ王国の王都チャルーサダにもハレムがあり、こちらはラクシュミーハレムと呼ばれていました。


 このたび、このハレムも独立したわけです。

 結局、十六ものハレムが成立したわけです。


 後日になりますが、惑星アールヴヘイムンは二つのホーム同格のメスウィッジ。

 アブサラス・メスウィッジの十四ハレムとラクシュミー・メスウィッジの二ハレムに落ち着いたのです。

 もっともアールヴヘイムンのハレムは小型のハレムとなり、これは後々コテージ(ハレム型)と呼ばれるものですけどね。


 さて、ヘヴン循環線はもっともめ、この資格制限撤廃は、時期尚早となりました。

 ウルシュラさんが悔しそうでしたね。

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