たとえば永久に

作者 一式鍵

49

17人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

この物語に幾度も出てくる、「永遠」という言葉。ヒロインは何度も主人公に問いかけます。わたしたち読者にも。

普通のラブロマンスではありません。作者の限りなく透明で、丁寧な、等身大の描写を通して、読者はこの世に関する様々なことを考えさせられます。

主人公とヒロインがどちらも素晴らしく魅力的で、読んでいて幸せな気持ちになりました。同時にどこか果てしない切なさのある読後感がありました。最高でした。

★★★ Excellent!!!

運命の人は突然現れる
それは必然の出会い
少し固く、しかし真っ直ぐな愛のカタチ
純粋で、今なら重く感じる
壮大でリスキーな恋愛
それさえも乗り越えて貫く『永遠』の愛
ふたりの間には何人たりとも立ち入れない
人間味がないと思えば、急に感情的になる
恋愛のひとつのカタチをひとつの物語に凝縮

貫ける愛がボクには眩しく輝いていて、羨ましく感じた
理解し合うには喧嘩をしてとことん話し合う
それが出来るふたりが羨ましい箱庭物語

★★★ Excellent!!!

不意な出逢いは、運命めいたものであった。
そこに一歩踏み出したのも、あの時にああいう選択をしたのも、彼女の発言も彼のまなざしも。

抽象画の中にある具体性をじっと見つめていたような、不思議な体験をしました。
彼らはどこまでほんとうで、どこまで一瞬で永遠なのだろう。

とこしえは、彼らの中に息づいていました。
きっと、私たちの中にも、きっと。

★★★ Excellent!!!

逆説的なことを書いてしまいましたが、読了後に思いついた言葉です。

恋愛とあります。確かに恋愛。それも普通なら恥ずかしくなっちゃうくらいなのですが、このお話は普通ではない。
甘くとろける言葉たちは、とても考えさせられる悠久の時や深遠な宇宙の神秘、存在について考えさせられるものたちです。

私たちは一体何なのでしょう。

始終、宇宙の星の輝きに囲まれるような気持ちになる言葉たちの中で、思いを巡らせたのでした。

一気読みできます。読んでください!

★★★ Excellent!!!

とても美しい話でした。
主人公たちの姿や、壮大な星空、そしてBGMまで聞こえてくるかのようでした。
哲学や宇宙論がちりばめられていたので、難しい話かなぁと感じたのですが、読み進めていって、そしてラストで納得できます。
愛とは何かを、とても哲学的に考えさせてくれた作品です。

★★★ Excellent!!!

大学生の葉山ユウシには気になる女性がいました。同じ大学に通う、庵野ルミ。
「私とお付き合いしてくれない? 四年間だけでいい」という言葉で、二人は付き合うことになります。
ルミはなんだか不思議な女性です。容姿も美しく頭脳も明晰だけれど「たとえば永久に生きられるとして」ではじまる問いかけを時々してきます。

物語の後半に差し掛かる頃、彼女の言葉の意味、彼女の秘密が明らかになります。
その途端、不思議な彼女と平凡な彼の恋愛物語から一転、物語は急速に広がりをみせます。

しかし、思うのです。
まるで宇宙のようにスケールが大きい話ではあるものの、物語の軸は、彼女のことを本当に愛しているのか?その問いに尽きるのではないかと。


たとえば永久に生きるとして。信じるか信じないかはあなたの自由として。
あなたは、愛する人を愛し続けられますか?

主人公の答えは――本編をご参照下さい。

★★★ Excellent!!!

始まりはバスターミナル。大学に入学して一ヶ月程したある日、今まで見かけるだけだった彼女に、初めて彼は声をかけた。
そして二人の運命が動き始めることに……。
終始二人の会話ややり取りで進められる恋愛物ですが、彼女は時折不思議な言葉を投げかけます。やがてその内容が明らかに。
SF要素を織り交ぜながらも、二人の気持ちを丁寧に書き上げた作品だと思います。
もしそのSF要素が”いつか科学的に説明可能になったら”と考えるとワクワクします!

★★★ Excellent!!!

ユウシは大学の同期ルミと4年間という期間限定で付き合うことに。
彼女は「たとえば永久に生きられるとして」と意味深なことをいうけれど……。

連載中「6−6」読了時点のレビューとなります。

最初はルミの言う意味や、それを聞くユウシの受け止め方も不思議な感覚でした。
だんだん関係が深くなってきて、4年という期間の重みが増してくると、このままずっと一緒にいてほしいと願う気持ちになり……。

そうして読み進めた先に、驚くような理論と真実が待っていました。
これは読み始めた当初はまったくもって予想してなかった展開なので、驚きすぎてその回を3度読みしました。

どこにも無理はないのです。
ルミはずっとずっと作品の中で「永遠」を繰り返して説いてきたので……。
それでも衝撃的でした。

わたしは読者としてすっかり二人の神秘に魅せられ、自然に騙されていたのです。
その心地良さったら、最高です!^-^