【旧版です】腰痛剣士と肩凝り魔女(origin/version1.0)

作者 一式鍵

迷わずに生きることを願ったとき、「家族みたいなもの」は「家族」になる

  • ★★★ Excellent!!!

腰痛持ちで剣を使えず杖にしている剣士と、肩がこるので魔法を使えない引退魔女。設定とタイトル、キャッチコピーの引きは完璧。

でも、単純なコメディーにはならないし、「とはいえ実はチート級に最強」という安直な展開にもならない。そこには、自分の過去と罪(あとは体)と向き合いながら、それでも「生きていく」と決めた2人の、旅物語がある。そんな2人だからこそ、紡がれる言葉に重みと深みがあり、惚れ惚れしてしまう。

そして、彼と彼女についていく、2人の女の子。それぞれ幸福とは言い切れない彼女たちを連れて、旅は続く。敵も増え、困難も続き、満身創痍のなかで、それでも生きていくと願ったとき、家族ごっこだった4人は、まさしく家族そのものになる。

笑いと苦しみ、そして希望に溢れたファンタジー、オススメです!

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