【旧版です】腰痛剣士と肩凝り魔女(origin/version1.0)

作者 一式鍵

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★★★ Excellent!!!

以前読ませていただきました。
序盤から中盤にかけては、わりとスローペース。中盤から終盤に一気呵成とでもいうのかハイペースの展開に圧倒されました。
エピローグはもう語るに語れないというのでしょうか。小説で涙腺が緩むなんて滅多にないのですが、もう涙が止まらない…

主要人物をアラサー世代としたのも、よかったと思います!
世代ならではの悩みと向き合いながら冒険に臨む。
冒険はどの世代でもいける。そんなこと感じました!
素晴らしい物語。ありがとうございます!

(感想文みたいですみません)

★★★ Excellent!!!

まだ途中までしか読めていないのですが、展開がサクサク進んで読みやすいです。

そして、私の周囲には腰痛持ちが多いのと、私自身ずっと肩こりとともに青春を過ごし、大人になってもまだ肩こりとともに生活をしているので、すごく、エリさん、タナさんに、感情移入と言いますか、応援したくなるといいますか、そんな感じです。
……お二人のマッサージをしたいし、私もして欲しい。

たぶん、腰痛持ちさん、肩凝りさんは、うなずけるところが多いのではないでしょうか。
(そこじゃない)

エリさんの言葉の選び方、というか、使い方がすごく好きで、要所要所でクスクス笑います。
主に腰周りの言葉。
(腰が抜ける〜とかそういう)
タナさん、とてもかっこいいです。
美人でさっぱりした性格で、会社の上司に欲しい人です。
絶対後輩から好かれるだろうなぁ、と……。

レビューが感想文になってしまって申し訳ないです。
素敵なお話をありがとうございます。

★★★ Excellent!!!

男女の悲哀を描いた作品にも見えて、そこが面白かったです。
ところどころ、タナさんエロくて良いです!!
でもいやらしくはないですよ!!
哀が愛に変わるのとこも良いですね。
「精霊」が「子供」って・・・ある章の伏線だったのかなあ・・
以上 読まないと解らない感想になりました、スイマセン

★★★ Excellent!!!

歳はとっても、なにかを諦めても、絶望してても、一つの小さなきっかけと出会いがあれば、人は幸せに向けて踏ん張れると言う素晴らしい話でした。
血は繋がっていなくても、終始一貫して家族の絆を育んでいく姿も非常によく、テンポも良いためすっきりと読めます。

でもこれ、絶対にカカア天下ですね……(笑)

★★★ Excellent!!!

腰痛持ちで剣を使えず杖にしている剣士と、肩がこるので魔法を使えない引退魔女。設定とタイトル、キャッチコピーの引きは完璧。

でも、単純なコメディーにはならないし、「とはいえ実はチート級に最強」という安直な展開にもならない。そこには、自分の過去と罪(あとは体)と向き合いながら、それでも「生きていく」と決めた2人の、旅物語がある。そんな2人だからこそ、紡がれる言葉に重みと深みがあり、惚れ惚れしてしまう。

そして、彼と彼女についていく、2人の女の子。それぞれ幸福とは言い切れない彼女たちを連れて、旅は続く。敵も増え、困難も続き、満身創痍のなかで、それでも生きていくと願ったとき、家族ごっこだった4人は、まさしく家族そのものになる。

笑いと苦しみ、そして希望に溢れたファンタジー、オススメです!

★★★ Excellent!!!


最初から最後までタナさんがかっこいいです。

決してエリさんがヒーローをしていない訳じゃないんですが、タナさんがかっこよすぎてですね。
……うん。ごめんね、エリさん。

そして、タナさんに限らず、リヴィちゃんとウェラちゃんの女性陣が素晴らしい大活躍していて、ふとこれライオン社会に似ている……!と一人で感動してしまいました。
いや、エリさんはライオンさんより活躍してるよね。……ごめんね、エリさん。


会話のリズム感が良くて、思わず最後まで読んでしまいました。
いつも読むのが遅いわたしですが、すごく読みやすくて楽しかったです。



個人的萌えポイントは、ウェラちゃんと妖精さんなのでこちらもぜひー!



★★★ Excellent!!!

魔女狩りを中心に物語は展開します。

メインキャラの4人の心の交流にも注目しながら読むと、物語をより深く楽しめると思います。
血は繋がっていないのに、メインキャラ4人がまるで家族のように交流している所に好感が持てました。

ラブあり、戦闘シーンありでファンタジー小説好きならきっと楽しく読めるはず!

物語にもキャラクタの心情にも破綻や矛盾が無く、安心して最後まで読めます。

良作だと思います。

★★★ Excellent!!!

とにかく腰痛持ちには痛いほど(文字通り)感情移入できる主人公がいい。
圧倒的に強いわけではなく、むしろ腰痛で剣を抜けないという足枷があってこそキラリと光る個性を見出せる。その弱そうな強さこそ物語を引っ張るヒーローの条件であり、他に類を見ない魅力を醸し出している。

落ち着いた大人の文章で語るとある家族のファンタジー物語。タイトルのストレートさもいい感じです。最近のとにかく長く説明調のタイトルに飽きた人にオススメしたいハイファンタジーです。

★★★ Excellent!!!

Twitterで一式先生に私の作品についてアドバイスを頂いたお礼(?)に読み始めたのですが……そんなことはいつの間にかどうでも良くなっていました。

一見すると異世界ファンタジー。
ヒロイン無双系の、かっこいい小説。

ですが、それだけでは語りきれないのがこの物語の凄さです。

助け合い、旅をしながら惹かれ合っていく二人。
まさに「大人の恋愛」と呼ぶべき、お互いを思い合い、受け容れ合うアダルティな関係。

恋愛だけではありません。

まるでそこにいるかのような、圧倒的な描写力。
一本の映画を見ているかのような、完璧な構成。
そしてそれらを読者に意識すらさせない文章力。

戦闘の中でヒロインが語る言葉には確かなバックグラウンドがあり、だからこそ彼女の言葉には重みがある。それはすなわち、作者の自身の器の大きさを物語っています。

読んで得られるのは、ただの爽快感だけではありません。
時に笑わされ、時に唸らされ――そして時に泣かされる。

一気読み間違いなしです。

今の私には到底書けないと思わされました(笑)
素敵な作品をありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

タイトルとキャッチが凄いですよね。

「じゃあどうやって戦うんだよ!!」

と思いページを捲る。
捲る捲る。
捲る捲る捲る。

止まらないのです。

とにかくストーリーがどんどん展開していく。だから続きが気になってドンドン捲ってしまうわけです。
文章の読みやすさのみならず、世界観の説明なども本当に必要なものしか説明していませんし、それがまた説明臭くない。ストーリーの流れの中でいつの間にか読者が知ることになっている。だからファンタジー特有の読み辛さみたいなものが、一切ないのです。
「ファンタジー苦手だわ」という方は、この作品から読み始めても良いと思います。

では逆に、ファンタジーとして物足りないのか?
そんなことは一切ありません。
そこかしこにあふれるファンタジー要素からバックボーンを想像するに、超重厚な世界観がそこには在ります。ただ、ストーリーを追うのに必要な分しか説明していないだけ。
恐らくファンタジーを読み慣れた方なら、作者が仕掛けた世界観を表すためのディテールなどに気付き、その奥深さに圧倒されることでしょう。
私の予想ですが、出てきてない近隣の国々や、年表なんかもあると予想します。
それだけ世界に自信があるから、設定の説明などはしないのです。
その作者の決断力が、読みやすさに直結しているのだと、私は感じました。

また、散々読みやすいことを紹介しましたが、これはただ読みやすいだけのファンタジー作品ではありません。
ライトに読み進められる分、そこにあるテーマやメッセージはめちゃくちゃヘビーなのです。
ネタバレ回避のためにあれこれ言いませんが、私は終盤のメッセージに心を救われました。
とにかく「今」を肯定すること。心に刻み込みました。

また、この世界観だから在り得る差別などが描かれているのですが、これは現代社会においても置き換えることのできるもので、社会風刺的な側面… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

腰痛で剣を杖にしちゃう、そして戦いの場面でも腰が死にそうで動けない。
新しい…新し過ぎる…。
それなのに、なぜこんなにカッコいいのか。

腰痛剣士と肩凝り魔女のキャラクターが最高でした。2人の娘たちもキャラが立っていて可愛い。
それに反して、題名に騙された!となるほどシリアスで、骨太の物語。本当にやりとげられるの?と心配になることも数回。でも、やりとげてくれました!

幸せなラストで、こちらも破顔してしまいます。

あなたも読んでみませんか?
きっと、夢中で読み切ってしまいますよ!

★★★ Excellent!!!

腰痛もちで剣を振り回せない剣士と、魔法を使うと肩がこるから魔法を使わなくなった魔女。

もう、その時点でファンタジーから逸脱しています。

自分のアイデンティティを保ちつつ、自分の矜持に従って旅を続ける、男と女。

幼女や美少女、イケメンなんか大嫌いだ―、そう言っている其処のあなた。
是非読みに来てください。私と一緒にアンビリーバブルな世界にぜひどうぞ……
楽しみ倍増、面白さマシマシです。

★★★ Excellent!!!

4章の第1話までを拝読したレビューです。この段階で、ぜひ多くの方に作品の魅力を伝えたいと感じました。

三十代の腰痛持ちだけれどめちゃくちゃに強い剣士エリさんが、ある街で肩凝り持ちの元魔女タナさんと出会う。
やがて二人は各地で行われる魔女狩りを食い止め、「伝説の魔女」を倒すための旅を始める——大まかに言うと、現段階でここまでストーリーが展開しています。

物語の主人公であるタナさんが、なぜ悪魔と契約をし、魔女となったか。——彼女の生まれた村でのあまりにも残酷な女性の扱いが、その理由でした。性欲処理と子供を産ませるための道具として男に搾取され尽くし、若くして死ぬ女たち。彼女の母もまた、同様の残酷さの中で命を落としました。
母の遺した言葉に従い、その村から逃げる。そう目論むタナさんに悪魔が囁き、彼女は魔女になるために悪魔から提示された残酷な条件を実行します。——その村の女を十人殺すこと。そして村に火を放ち、村を滅ぼすこと。
「ありがとう」と言いながらタナさんに殺されていく女たち。彼女たちの、そして村人たちの命を奪うタナさんの苦しみ、痛み。

タナさんが心も身体も深く傷を負っている——そのことを知ったエリさんは、その傷も過去に犯した罪も、一緒に背負いながら共に生きようと彼女に伝えます。

第4章1話の内容は、非常に苦しく重く、そして苦しみの中を這う人間の心を深く鋭く描き出した、素晴らしい場面だと思いました。

よくある異世界ファンタジーとは明らかに一線を画す、非常に中身の濃く奥深い物語です。一人でも多くの方に味わっていただきたい大人のファンタジー。是非ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

大人の主人公だからこその安定感がありました。
もちろん大人だからといって何でも出来るとか、物事に達観しているという訳ではありません。辛い過去に悩んで苦しんで、やっと得た安らぎの場所に心が震えて涙する。とてもリアルな人間らしい主人公でした。

リアルといえばやはりタイトルにもあるように「腰痛」と「肩凝り」ですね!
腰痛で動けないヒーローって……主人公としてどうなの?と心配になるかもしれませんが、そんなこと関係ないくらい彼の人間性に惹かれます。あのタナさんが惚れるのも無理はない。私もシーン6-3でコロッといっちゃいました(笑´∀`)

読みやすい文章です。そしてちょくちょく主人公たちの台詞に心奪われます。
主人公と同じ年代ならいろいろ共感する部分もあるでしょう。それを捜すのも、また違った楽しみ方なのかも?

気になった方は是非エピローグまで読んでほしい。(と言うことは全話ですが……)

絶対「タナさぁぁぁんっ(T-T)!!」 ってなるから!!

★★★ Excellent!!!

 ひどい腰痛のために剣を抜くどころか日常生活にまで支障がある剣士と、魔女を引退したと自称する肩こり持ちの元魔女が出会い、愛を知り、困難を乗り越える。
 魔女狩りと称し、罪のない女性をなぶり、処刑するという世の中になってしまい、二人はその根源を調べようとともに旅をする。
 途中でハーフエルフと、ドラゴンの末裔の女の子達とも出会い、彼らは家族の絆のような愛で結ばれる。

 俺はこの時に至ってようやく、「愛しい」という単語の意味を理解したのかもしれなかった――。

 このモノローグがこんなにずんと胸に来るなんて。

 重厚な設定、暗い過去、困難な旅。
 それでも希望をもって、明るく前へ進む彼らを、ぜひ読んでいただきたい。

★★★ Excellent!!!

大人の恋愛がもう溢れてます。
若者の恋愛みたいにがつがつ行く感じではなくて、でもしっとりとお互いを想ってます感が滲み出てる。
だからと言って恋愛部分に偏りすぎるわけでもなく、内容はしっかり冒険ファンタジー。

タイトルどおり中身の会話も大半がカジュアルなのに、ちょくちょく良いこと言ってくるのがまた憎い。
時々挟まれる腰痛の実況が哀愁と共感を誘います。(肩凝り腰痛、みんなあるはず)

とりあえずタナさんが格好良い。あんな鮮やかにアメとムチを使い分けられる女性そういません。
エリさんは途中まで腰痛が酷すぎて「本当何もしてないな、この人」な場面が多かったのに、いつの間にか「エリさんめっちゃいい男じゃん……」って思わされている罠。

折角本編完結してるんです、時間作って一気読みしてみましょう!

★★★ Excellent!!!

ワタシも肩凝りと付き合うこと十何年。
肩凝りというワードに引き寄せられ、足を踏み入れた本作品。

結論から言いまして、タナさんの魅力が群を抜いてスゴいのです。

どうスゴいのか。
上記キャッチコピーに記させていただいたとおり、タナさんの言葉……いや、『お言葉』には、魂と熱意と愛情が溢れんばかりにこもっているのです。

忘れてはならない、主人公であり語り部のエリさん。
彼を通してタナさんと歩み行く道中は、拾いものをしたり厄介事を片付けたりと、愉快で爽快でたまにホロリな旅路です。
エリさんの存在が、タナさんを強くする。またその逆も然り。

偶然のこの出逢いは、二人を四人にして家族にした。
家族の絆が悪魔を討てるか──好テンポな愛の旅路を、あなたも共に歩みましょうや!
え? まだ旅にでない?
そんなボヤボヤしていたら、タナさんにケツたたかれるくらいじゃあ済まされないか、も♡

★★ Very Good!!

……もとい、濃厚なストーリーと重圧のある世界観!!!

主人公の腰痛剣士は、腰に抱えた爆弾のせいで、剣を振るのもままならない。
ヒロインの肩こり魔女は、肩こりが酷くて魔法が使えない。

おまえ、それ、どんなコントだよ? と思いきや。

シビアでハード、命を磨り潰して進む物語に代償の重さと魔女の意味。

それを知る頃には、すでにこの物語の虜になっているかと思います。

単純に、純粋に、面白いです! 
さぁ! 味わえッ!!!

この濃厚で激しい腰痛と重圧のある厳しい肩こりを!!!

★★★ Excellent!!!

訳あり剣士と訳あり魔女。
そこにエルフが加わって、どう展開していくのか楽しみに読み進めました。

タナさんは本当に一事が万事、最後の最後までカッコよくて、エリさんはこれまた最後の最後まで腰痛剣士でした。
でも何だろう。エリさんも十分カッコいいのですよ。ここぞと言う時に腰痛くて動けないのに守ろうとするその気概が何ともカッコいい。
それに腰痛いのに最後の最後でわかる、やる事はやっていたのにビックリ。

読み終えた後のハッピーな感じは拭う事は出来ません。

この続編が出ると聞いたのですが……本当でしょうか?
続編出たらまた読もう!

★★★ Excellent!!!


疾走感のある展開と魅力的なキャラクター達で繰り広げられる中世ファンタジーです!

お互いに爆弾を抱えながらも、魔女狩りと言う悪しき習慣を終わらせるために奮闘するイチャコラ冒険譚。

タナさんの強さの側にはいつだって腰痛騎士のエリさんがいるのです笑

気楽に読めるけどしっかりとしたテーマと展開のある作品なので、みなさんお気軽にお手に取ってみては??( ´艸`)

★★★ Excellent!!!

まずタイトルから出オチ感が凄いのですが、この作品タイトル詐欺ですよ皆さん! 騙されましたよ!

剣士なのに剣も抜けない腰痛剣士のエリさんと、肩こりで魔女を引退したタナさん。途中で出会う娘達も全員キャラが立っていて賑やかです。

正直、最近のファンタジーの流行り路線からは外れている印象を受けましたが、だからこそ新鮮というか、懐かしいというか。大人はもちろん好きでしょうが、若い方々にも読んで頂きたい作品。ついでに肩こりと腰痛の辛さを知って欲しい。

とにかく面白くて、読み応え抜群なファンタジー小説でした!

★★★ Excellent!!!

 タイトルそのまま、酷い腰痛持ちの剣士のおいちゃんと、酷い肩こりでばっきばきの引退魔女のあねごが出てくる話。

 まず、このあねごがハイスペックでとにかくかっこいい。初っ端からラストまで一貫してかっこいい。これだけなら、ここまで震えることはなかったのですが、問題は腰痛持ちのおいちゃんの方です。

 このおいちゃん、ところ構わず腰痛を訴える。地の文でも会話でも、とことん腰痛を出してくる。肝心の戦闘に置いては腰痛で剣を杖に立っているだけまである。腰痛は気合いでどうこうできない。そんなおいちゃんです。こちらが主人公。

 なのに、なのにああどうして!

 このおいちゃんが、どうしてこんなに輝くのか!

 読めばわかる。とりあえず読んでほしい。読み終わったらきっとみんな、え、腰痛ってイケメンのステータスやろみたいになる!

 これ以上、語る言葉を持ち得ないから、だから読みましょう?

 そして、大人も捨てたもんじゃないって思いましょう。これは、少年少女じゃない、大人が、世界のうちの手の届く範囲を守るお話なのですから。

★★★ Excellent!!!

疫病が蔓延し、役人による魔女狩りが横行する地で、ひょんなことから出会った二人——腰痛に苦しむ剣士エリさんと、肩凝りの酷い魔女タナさん。
そんな30オーバーの二人が、可愛らしい二人の「娘」たちと共に、魔女狩りの元凶となった魔女を倒すために旅をするお話です。

エリさんとタナさんの邂逅は、まさに「運命の出会い」でした。この「運命」というのが、本作最大の尊みです。
そこには胸を焦がすような切ない思慕も、相手を求めてやまない燃えるような激情もありません。
男とか女とかを抜きにして、一緒にいて心地よい相手。
落ち着いた年齢の彼らだからこその余裕みのある恋愛関係で、こんなにぴったり噛み合える相手に出会えたら本当に幸せだろうなと、心底羨ましくなりました。

二人の掛け合いが、とにかく最高です。
腰痛でロクに動けないエリさんに代わって、悪魔と対峙するタナさんの魔女力《おとこぎ》が凄い。
タナさんの覚悟をどっしり受け止めつつ、ゆるりと振る舞うエリさんもカッコいい。

あまり表に出したくない過去も、丸ごと包み込んで前へ進む。
信頼関係があるから背中を預け合えるし、1+1以上の力で邪悪な敵にも立ち向かっていける。

二人の「娘」たちを交えた賑やかな旅は、激しい戦いを経て、奇跡のように温かな「家族」の形に行き着きます。
このまま一緒に年を取っていく二人の姿が想像できる、幸せ溢れるラストでした。
とても面白かったです!

★★★ Excellent!!!

まず何よりキャラクターが良い。ヒロインはいわゆる「年端もいかない少女」路線からはまったく外れたお姐さまであるが、とにかく彼女が強い。かっこいい。抱いて! となってしまうきっぷの良さがあって、物語を牽引していく。騎士のほうも包容力があって良い、個人的にはもう少し活躍して欲しかったが何しろ看板が「腰痛」なのでこれは仕方がない。
魔女狩り、という冒頭からのテーマで最後まで引っ張り切った構成はお見事。愛嬌のある娘たち二人も立ち位置がきちんとしていて、するすると頭に入ってくる、そうしてお話の最後まで読み手を導いてくれる。気楽に読み始めることができる実力派の一本。

★★★ Excellent!!!

若者の恋って盲目じゃないですか。
やれ見た目が可愛いだのかっこいいだの、やれ背が高いだの気が利くだの。
大人にはね、そういうのは二の次な事なんだよねえって、そんな事を36話も掛けて教えてくれる、あるいは思い出させてくれる、そんな物語。

護り、護られる。

人生という荒波に、世間という高波に、一人じゃどうしたって抗えない。
襲いかかる無理難題は正面から来るばかりじゃなくて、むしろ横っ腹から小兵のように突いてくるもので。

そんなときに必要なのは、背中を預けられる存在。

女も男も、パートナーの資質として一番大事なのはお互いに多分それ。

預け、預けられ、護り、護られる。
背中合わせの社交ダンス。

若者の恋が盲目のまま内向いてるものなら、大人の恋は胸張って外向いて後ろ手で確かめ合うもの。
物語の中でそんな感じでくるくる回ってるこの二人の事、読み手の私たちも自分たちの事、そんな目でもう一回見つめ直してみようか。
結婚してる人もこれからの人もさ。
きっと力が湧いてくる。
そんな作品がこれ。

★★★ Excellent!!!

ヒーローのエリさんはひどい腰痛持ちです。
そしてヒロインのタナさんは肩凝り。
そんな二人がかわいい仲間二人と一緒に旅をしながら戦う、という、いわば王道ともいえるストーリーなのですが。

この腰痛設定がとてもいいんですよ。
無理なくヒーローの動きを制限しています。

作者様の作品はいくつか読んできましたが、この作品は好感度がとても高いです。
バランスの良い作品といえるのでは。
登場人物の話し方に特徴があるので、会話部分がとても分かりやすく、よく考えられて書かれているなと思いました。

脇役たちも魅力的で、異端審問官がいい味出してます。騎士の皆さんたちも素敵。

ヒーローもヒロインも落ち着いていて、これはある程度年齢を重ねた作者様だから書ける作品ではないかな、と思いました。快作です。

★★★ Excellent!!!

いいか、先に言っておくぞ。これが大人の恋だ!
そんじょそこらのケツの青いガキの恋愛ごっこじゃねえ、本物の大人の恋愛だ。

とにかくこの魔女がかっこいい。
肩凝り酷いけど、壮絶にカッコイイ。
これに関しては反論は受け付けない。
カッコいいったらカッコイイの!

剣士。
とにかくカッコ悪い!
一挙手一投足、全ての動きに関して、腰を最優先。
今自分がこれからすることが腰に与えるダメージと、全体に於けるメリットを、常に天秤にかけながら行動しなければならない。
なのに、カッコいい!(いや、どっちなんだよ)
いいんだよカッコイイの。
いや、あれだ、動きはカッコ悪いんだけど、言う事がいちいちカッコい……やっぱカッコ悪いわ。
そのカッコ悪さを否定せず、カッコよさに昇華させるカッコよさがあるんだよ!
(なんかゲシュタルト崩壊を起こしてきた)

そんで二人の娘!
可愛い、で~ら可愛い!なまら可愛い!ぶち可愛い!がって可愛い!
ひたむきにポジティヴなその思考、何が何でもみんなで幸せになってやる!っていう前向きな姿勢が、読み手の気持ちをアゲアゲにしてくれる。

サブキャラの精霊さんもすんごくいい味出してて、ストーリーのスパイスになってくれてる。しかも強くていい精霊さんなんだ!(思考が6歳児になって来た)

読んだら絶対幸せになれる物語。
全力でお勧めします!
ああ、なんで★3つしか入れられないんだよ!!!

*翌日追加

書き忘れたんだ!
もういっちょカッコイイのがいたんだよ!
騎士団のみなさんだよ、カッコイイんだよ!
何なんだこいつら、カッコイイんだよ、シビれるんだよ!
とにかくだな、大人のカッコよさ爆裂ストーリーなんだよ、読め!

★★★ Excellent!!!

ただでさえ辛い腰の痛み。ピッと神経に走り、寝返りも慎重になるほど。なった人は良くわかると思いますが、いかに腰が大切なのか!
そんな状態での命のやり取りは、腰痛持ちの剣士にとって実にクリティカルな状況です。まともに剣を使えるはずも無く、しかし役立たずの様に見えて、只者では無い雰囲気が随所に。
そしてひょんな事から肩凝り頭痛持ちのヒロインと意気投合し、可愛い仲間達も増えてきて、悪の根源を探す旅が始まりました。まだ序盤の様ですが、リアリティを感じられる少し変わったファンタジーだと思います!!