491 第28話終了時点でのステータス一覧(ラスト)
※便宜上分かり易さの為、本名・愛称・性別等を表記しておりますが、本来『鑑定』及び『鑑定法器』ではこれらは看破できません。
※武器は装備する、つまりは握ることではじめてプラス数値の効果を発揮します。
※基本的に本編とは内容が直結しておりませんので読み飛ばしていただいても結構です。ただし、作者の資料置き場の様なモノですが、若干のネタバレも含まれています。
ハーキュリース=ヴァン=アルトリーリア=クルーガー
愛称:ハーク
種族:ウッドエルフ
性別:男
クラス:『
LV:41
攻撃力:120(刀+90)(大太刀+150)(魔布+5)
防御力:75(大太刀+20)(籠手+8)(魔布+10)(魔獣の抜け皮+10)
魔導力:123(籠手+20)(魔布+5)
速度能力:121(刀-5)(大太刀-5)(籠手-4)(魔布+5)(魔獣の抜け皮+3)
精神力:132(魔布+30)
最大HP(最大耐久力):90(魔布+20)
最大MP(最大魔法力):137(魔布+5)
最大SP(最大持久力):91(魔布+5)
SKILL
一意専心・一芯同体・示現流・奥義・『
奥義・『大日輪』
一刀流抜刀術奥義・『神風』
秘剣・『山津波』
奥義・『
一刀流抜刀術
秘剣・『火炎車』
秘奥義・『
『
『
『
『
『
『
『
『
『
『精霊視』
称号
なし
功罪
サイデ村の恩人、トゥケイオスの救い主、第五回『特別武技戦技大会』優勝者タイ、オランストレイシアの守護者、レ・ルゾンモーデルの英雄
補足説明
・一意専心・一芯同体・示現流・奥義・『
ハークがこの世界で初めて顕現させたSKILL。無我夢中で発動させたが故か、その時発した言葉全てが技名として世界に刻まれてしまっている。前世の剣術家、示現流開祖・東郷
・奥義・『大日輪』
この世界のSKILL構造を理解したハークが新たに開発した刀技。踏み込んで、魔力を込めた刀を360度水平斬りすることで周囲を薙ぎ払う。新開発した大太刀と合わせれば、自分を中心に半径3メートルの周囲を完全に制圧することも可能。本来は対集団戦で威力を発揮する。武器を完全に振り切る関係上、躱されれば大きな隙を相手に晒すことになるが、大太刀のリーチにより後ろに躱されるのであれば問題ないと思われる。大太刀の切れ味と相まって消費魔力の割に威力が高い。
・一刀流抜刀術奥義・『
ハークが『連撃』を参考に新開発し、ぶっつけ本番で習得したSKILL。その名の通り抜刀術、つまりは居合斬りであるが、抜刀の際に刀だけでなく鞘にも魔力を流し、鞘の内部で爆発を起こし、その反動を利用して剣速、及び斬撃力を大幅に向上させる技である。無論、無茶な使用法であり、本来であれば刀と鞘へのダメージは計り知れず、双方砕け散ることになりかねないが、刀と鞘を魔力で包むことでコーティングし、この問題をクリアしつつ更に威力の向上に役立てている。また、技の発動、抜刀から攻撃、そして元に戻すかのように納刀という一連の動作をSKILLの流れ自体に組み込んでいる。これにより、構えから「一刀流抜刀術奥義」の言で発動、攻撃からの流れる動きで納刀と同時に「『神風』」の言でシメる、という、技名を発声している最中に攻撃が完了している、この世界では変則的な戦闘SKILLとなるばかりか、技が完結した瞬間にまた同じ技を放つことが出来る体勢に戻るため、1対1で相手を正面に捉え続ける限り隙が全く存在しない効果も生む。
その剣速は速度に於いて『一つの極致』に達しており、前世の世界に於いて、人間の関節構造上最速を優に超克、ステータスの恩恵を受けた今世の世界だからこそ実現できた剣閃となった。ハークはこの技を『一つの完成形』『限界を乗り越えた一撃』と評している。
ただし、ハークの体格上の問題、つまりは現在の腕の長さ故に大太刀『斬魔刀』では使うことが出来ず、それよりもリーチの短い剛刀でのみ使用可能である。その為、単体攻撃用、並びに、対人専用SKILLとも言える。
・秘剣・『山津波』
虎丸の『
・奥義・『
背面の重要可動支点と武器の柄先に魔力の塊を形成し、一斉に爆破。その反動で得た瞬間速度に乗せて腰・肩・肘・手首の連動を行いつつ回転をつけて必殺の突きを繰り出すSKILL。ジョゼフ戦で経験した『瞬動』に、『剛撃』『連撃』と更にハークのアイデアを組み合わせた正に妙技。
前世であればどんな名刀でもこのような使い方をすれば一撃で使用不能と化すであろうが、この世界では武器を魔力でコーディングすることにより刃の保護を行うことが可能であるために、前世では絶対に使用すら不可能であるこの技も実現可能となる。正にこの世界ならではの技でありSKILL。前世では有り得ない刀技の動きであるだけに、流石のハークも習得するのにかなりの時間を要することになった。完全な対個人戦用の攻撃であり、腕の短さ故に一刀流抜刀術奥義・『神風』が実質剛刀専用技であることを受けて、大太刀『斬魔刀』でも使える技として開発した。示現流・奥義・『断岩』の圧倒的破壊力には流石に敵うべくもないが、攻撃力だけであるなら『神風』や『大日輪』に大きく勝り、消費魔力効率も良い。
・一刀流抜刀術極奥義・『
鞘に納めた大太刀を柄頭の先が相手方向に向くよう大地へと突き刺し、『神風』に『瞬動』をプラスして突撃を行う複合技で、超絶の剣速を自身の加速に乗せてさらに神速の領域へと昇華させた。
腕の短さゆえに斬魔刀での『神風』使用を諦めざるを得なかったハークが苦肉の策で考えたSKILLでもある。大地に固定した鞘を発射台とした圧倒的加速度は、一瞬のみ虎丸の最高速度にすら届くほど。ただし、ハークのレベルではその加速に耐え切れずに多少のダメージを受け、また、本来左手で保持する筈の鞘を手放してしまう関係で、技の最後まで鞘に魔力を流し続けることができずに爆裂させてしまう。そのため、使用は一回限り。さらに『神風』のように攻撃後、元の体勢にはどう考えても戻れぬことから、『神風』の「一刀流抜刀術奥義」の言で発動し攻撃後に流れる動きで納刀と同時に「『神風』」の言でシメるという変則的な発動手順もとっていない。ただし、『天青の太刀』となって、鞘の一部にも『空龍の牙』が混じった端材を使用したがために爆散の危険性は無くなっている。
圧倒的攻撃力を持つ突撃技であり、大太刀にて無理矢理『一つの極致』を実現させた一撃。だが、総評として強引に無理を押し通した本SKILLはデメリットも数多く、消費MPも非常に高い。
・秘剣・『火炎車』
ハークがクラーケンとの戦い最中、モログの『バーニング・ナックル』を参考とし、またしても土壇場でありながら遂に開眼させた『複合攻撃』のSKILL。いわゆる『魔法剣』。轟炎を纏わせた刀で敵を斬り裂く。大元でもある『バーニング・ナックル』と同様に、斬撃と共に火炎属性の攻撃ダメージを対象に与えるために焼き斬る形となり、相手が防御力と精神力のどちらかに数値上偏って高かろうとも防ぎ切ることは不可能。
『バーニング・ナックル』はモログであっても纏わせた炎により、自らの拳もダメージを負う危険な技であるが、秘剣・『火炎車』は刀身に纏わせる関係上、技を使うハーク自体にダメージは無い。無論、その代わりに刀身は、熱による歪みなどで損傷を招く危険性を担う筈でもあるが、『天青の太刀』の熱による急激な変化や衝撃に対する超耐性、並びに自動修復能力等々の独自特性から刀身どころか全体にも影響は皆無であり、微細な傷もすぐに元通りとなる。更に言えば、肉体の一部以外から事象改変の魔力を噴出させることは本来不可能な芸当の筈あり、総評するのであれば、本SKILLは『天青の太刀』が生物由来の材質を含めて製造された極めて超希少な製造経緯を持ち、驚異的かつ圧倒的なハークとの親和性においてのみ誕生した、奇跡のSKILLとも言うべきものである。
ちなみに、あえてSKILLとして定着させたのは上記の文言までであるが、後にハークが名づけた正式名称は、奥義・『大日輪』改式・秘剣・『火炎車』である。その名の通り、奥義・『大日輪』の動きをベースにしている。
・秘奥義・『天魔風震撃』
後にハークが名付けた正式名称は、奥義・『朧穿』改式・秘奥義・『天魔風震撃』。動きのベースを奥義・『朧穿』としており、これに風の上級魔法である『
刀身から風の魔力を噴出し纏わせてから攻撃を行う関係上、『火炎車』に比べればややタメの時間が必要であり、尚且つ、その攻撃属性も物理に寄る。その分、攻撃範囲に優れており、撃ち出した瞬間から放射状に広がりハークの前方約35度の範囲内をカバー。最大射程は中心部で約30メートルにも達する。中心部、特に『天青の太刀』の刀身から真っ正面に約20メートル以内の爆発力は凄まじく、至近距離にて突きを打ち込んでから発動させることができれば、正にハークが『必殺』と評した破壊力を発揮することができる。
数秒程度の予備動作が必須とはいえ、発動さえさせてしまえば攻撃発生速度から効果範囲、威力に至るまで、魔法を含めた攻撃用SKILLの中でも特に高水準であり、それだけに消費魔法力も非常に高く、ハークがクラーケン戦にて掛け値なしの最大出力で放った際には全魔法力の約半分強を持っていった。
・『
火魔法系統の初級、中級魔法を全て使用することが出来るSKILL。習得した中級魔法までに限り、自由自在に操ることが出来、術の規模、威力共に消費魔力量によって調整が可能。あくまでも中級までだが、火魔法は威力に特に優れ、花形魔法とも呼ばれる。因みに中級には回復速度を爆発的に高める魔法『
・『
超高熱火球を創り出し、対象に浴びせかける魔法。魔力をより消費することで広範囲への攻撃も可。高い魔力の持ち主であれば、相手を燃やし尽くして消滅させることさえできる。攻撃力だけで言えば、全属性魔法中最強とすら謳われる。
・『
水魔法系統の初級魔法。攻撃魔法とは銘打たれているものの、実際の攻撃力は皆無に等しく、勢い良く水を放射して怯ませる程度の効果しかない。因みに飲料水としても使用可能。その為、生活魔法とも揶揄されることもある。水系統の魔法は、他系統の魔法のようにそのまま放っても効果の無い、或いは薄いものが多く、『水魔法使いは創意工夫が命』などとはこの世界ではよく言われる言葉である。
・『
回復魔法。水系統の魔法であり、水を物質変換して傷を埋めるように治療する。魔力効率は非常に悪い。が、ある程度以上の魔法力の持ち主であれば部位欠損すら治すことが可能。
・『
土魔法系統の初級魔法。先の若干尖った無数の石弾を次々射出する魔法。同レベル帯同士の戦闘では牽制程度の威力しかないが、非常に回避し辛い。物理的に形成された石弾をぶつけるため、魔法SKILLでありながら完全な物理攻撃である。
・『
風魔法系統の初級、中級魔法を全て使用することが出来るSKILL。中級までの風魔法を自由自在に操ることが出来、術の規模、威力共に消費魔力量によって調整が可能となる。風魔法は威力は低いが、攻撃を視認し難く、隠匿性の高い攻撃が多い。また、速度向上や空中機動変化用の魔法が中級以上にはあり、更に上級になれば高威力の攻撃魔法SKILLも習得できる。所謂万能属性。
・『
雷魔法系統の初級魔法。電撃を纏わせた身体の一部で相手に触れ、一時的に痺れさせる戦闘用魔法SKILL。基本的には手の平に発動させるが、熟練すれば他の箇所でも自由に発動させることも可能。注ぎ込む魔力の量を調整できるようになれば、逆に
・『
氷魔法系統の初級魔法。鋭い刃を備えた氷の塊をまるで散弾のように撃ち出す魔法。同レベル帯では牽制程度の威力しかないが、一度にすべてを射出せず次々に形成した氷の飛礫を連続で放つため、無傷では凌ぎ難い。魔法SKILLでありながら完全な物理攻撃でもある。
・『
クラス『
・『精霊視』
この世界の大気中に存在する魔法の力を生む存在、精霊を視ることが出来得るSKILL。エルフ族の素質を持った者しか取得できない、非常に珍しい先天性SKILL。精霊の動きを見ることで危険を察知したり、敵がどんな魔法を発動させようとしているかの予兆を掴むことが可能な有用性を持つ。更にエルフ族秘伝の
総評
モーデル王国王都でのクラーケンとの戦いで魔法剣を開眼し、そして幾度もの修練と実戦を経て『天青の太刀』の親和性は更に向上。加えて、6腕の新型キカイヘイを打ち破ったことでレベルがまた1つ上昇した。その能力値、特に攻撃力に関しては人外の極致に達していると言っても過言ではないほどだ。
彼の剣がここで完成なのか、あるいはその先があるのかは否かはハーク自身もまだ知らぬことである。
虎丸
種族:ビャッコ(精霊獣)
性別:なし(精霊獣になった際に性別の概念が消えた。元々の性別は実はメス)
LV:48
攻撃力:190
防御力:103
魔導力:50
速度能力:268
精神力:95
最大HP(最大耐久力):140
最大MP(最大魔法力):98
最大SP(最大持久力):133
SKILL
『
『
『
『
『
『ランペイジ・タイガー』
『鑑定』
『念話』
称号
ハーキュリースの守護精霊獣
功罪
トゥケイオスの救い手、オランストレイシアの守護者、英雄の従者
・『
大型の四足型魔獣種の一部が持つ特殊能力『
・『
フォレストタイガーのみが持つ特殊能力『
・『
ビャッコに進化した際に獲得した新SKILL。斬撃を飛ばす武術SKILL『
・『
フォレストタイガーの頃から持つSKILL。暗殺用SKILLのようなもので、隠れれば周囲に溶け込み見つかりにくくなり、その状態で敵に発見されずに初撃を与えられるとダメージボーナスを得られる。
・『
一部の魔物・魔獣種・龍種が使う大咆哮。主に威嚇の他、大音響による耳をつんざく効果、ヘイトを集めたり、恐慌を与えたりといった効果を対象に与えるが、龍種など能力が高くなると物理的な力を持つようになり、人間種など軽く吹き飛ばしたりできるようになる。
・『ランペイジ・タイガー』
ハークの新刀技開発中の修練にいつもの如く付き合っていたら、習得出来てしまったSKILL。最高速度まで到達しつつ前足の爪を突き出しながら高速回転し突撃する。かなりの荒業と言えるが、使用者がスピードの申し子たる虎丸である以上、事実上ほぼ回避不能かつ一切合切を穿ち貫く超威力高性能SKILLである。技の名付け親はアルティナことテルセウス。元ネタは赤髭卿の数ある必殺技の一つ『ドラゴン・レイド』から。
・『鑑定』
相手のレベルを瞬時に読むことが出来るSKILL。更に時間をかけて対象者を凝視すれば、ステータス、所持SKILL、称号や功罪、さらには現在のHP、MP、SPまで看破出来るようになる。その為、戦闘には非常に有効なSKILLであり、『鑑定』SKILL持ちにブラフは通用しない程である。が、取得条件が非常に困難で、人間種全体で見ても取得者は僅か。
・『念話』
喉の構造から言葉を発することの出来ぬ魔物、魔獣種、龍種が意思疎通を行う際に使用するSKILL。ある程度の高度な頭脳を持っていなければ意味は無く、そういう意味でもある程度以上の上位種でなければ扱うことは出来ない。水中を始め、発声不能な状況でも会話可能であり、『念話』SKILL持ちであっても基本的には他人の会話内容を盗み聞くことは出来ないため、実はかなりの有用SKILL。ただし、『鑑定』SKILL並みに取得条件は困難で、亜人種にはそれなりに居るが、人族での習得者は少ない。『念話』可能距離は通常100メートル程度。熟練者は1キロメートルまで届くが、対象者の位置を正確に掴んでいなければならない。尚、受け手側の精神値が高ければ、煩い場合や煩わしい場合に遮断することも可能。
総評
また1つレベルを上げ、更に能力が向上した。無論、ヌルの村での6腕新型キカイヘイだけではなく、そこに至るまでの戦い、例えばオーガの殲滅なども影響した上での1レベルアップである。
以前にも説明したが、虎丸の基本は魔獣種であるため、各種種族特性SKILLの恩恵により、レベルアップの効果は人間種より高く、高レベルとなればなるほど掛け算の論理で積み重なっていく。歩みを止めぬのは、虎丸とて主に同じといったところであろうか。
日毬
種族:エレメントシルクモス(精霊蟲)
性別:なし(精霊種への進化と共に性別の概念は消えた。元々の性別はメス)
LV:45
攻撃力:29~150(通常時64)
防御力:61~139(通常時72)
魔導力:122~235(通常時235)
速度能力:39~220(通常時142)
精神力:102
最大HP(最大耐久力):62~170(通常時93)
最大MP(最大魔法力):230
最大SP(最大持久力):112
SKILL
『
『
『
『
『
『
称号
ハーキュリースの守護精霊蟲
功罪
トゥケイオスの救い手、オランストレイシアの守護者、英雄の従者
・『
グレイトシルクワームどころか誕生する前の卵の時代から備えていた種族SKILL。この能力により親や同族から情報と共にある程度の記憶を受け継ぐ。それだけでなく、種族が異なっていても自身との共通点があれば、稀に心を通い合わせる助けともなる。
・『
グレイトシルクモスを始めとした高位の魔蟲種が持ち合わせる種族SKILL。大きさの他、日毬の場合には魔法特化の通常モードと、六枚の翅が大きくなる一方で身体がスリムになるスピード重視の飛行特化モードの2タイプへと魔力を消費して変化出来ていたが、エレメントシルクモスに進化したことにより、前脚一対が蟷螂を思わせる鎌状へと変化する近接戦闘モードへの形態変化も可能となった。これにより攻撃力、防御力、速度能力と最大HPの値が劇的に上下する。変化に要する時間は数秒程度。また、日毬のレベルがさらに上昇したことにより、防御特化である甲虫モードにも変化可能。この形態では身体の各所が甲殻によって覆われることになり防御力とHPが異様に上昇するが、代わりに六枚翅の内上二枚が甲殻と化してしまうため、飛行能力は著しく低下する。
因みに近接戦闘モードは肉食蟲モードでもあり、人間族の口に当たる口吻が形成され、食事も摂れるようになる。
・『
グレイトシルクワームなどの上位魔蟲種が本当に稀に発現できる種族SKILL。自分や、自身に深い関係を持つ存在に対して、不確定な未来、主に危機的状況予測を観測出来る。その能力の原理は『
ただし、このSKILLはレベルアップや成長と共に珍しくも性能が低下する傾向がある。これは幼体時代が満足に移動も適わない弱々しい存在であることに起因しているが、成体となり最早自身の意思で何処にでも自由に飛んでいける日毬は、距離的に近くなければ効果を及ぼせず、未来予測も短時間の危機的状況に限定される。
・『
風魔法系統の初級、中級、上級全ての魔法SKILLを取得した証のようなSKILL。上級までの風魔法を自由自在に扱うことが出来、大きさ、威力も消費魔力によって変更可能。速度向上や空中機動変化、防御などの援護用の他、隠匿性は高いが威力のやや低い攻撃から超強力な攻撃までも使いこなすことが出来る万能性を持つ。
・『
土魔法系統の初級、中級、上級全ての魔法SKILLを取得した証のようなSKILL。上級までの土魔法を自由自在に扱うことが出来、大きさ、威力も消費魔力によって変更可能。土魔法は野外活動する際に便利な生活魔法が多く、サバイバルに非常に向いており、他は物理的な攻撃と防御SKILLを備えている。
・『
水魔法系統の初級、中級、上級全ての魔法SKILLを取得した証のようなSKILL。上級までの水魔法を自由自在に扱うことが出来、大きさ、威力も消費魔力によって変更可能。水魔法はその殆どが生活用魔法で、直接相手を攻撃する魔法は上級まで皆無で、しかも2種しかない。その2種の攻撃魔法も加減が非常に難しい為、水魔法使いは創意工夫が無ければやっていけないと言われる。
総評
日毬も1レベルアップ。能力が上がったのは勿論だが、むしろイチから魔法の訓練を受けるウルスラを見守っていたことにより、魔法の制御能力を大きく向上させている。
実はもう少しで1人立ちすら可能とも言えるほど成長している際中。ただし、日毬がハークから離れることはないので、有り得ない未来でもある。
スウェシア
愛称:シア
種族:ジャイアントハーフ
性別:女
クラス:『
LV:46
攻撃力:175(大槌+27)(法器合成槌+23or60)
防御力:155(鎧+22)
魔導力:51
速度能力:120(大槌-15)(鎧-15)(法器合成槌-20)
精神力:111
最大HP(最大耐久力):200
最大MP(最大魔法力):90
最大SP(最大持久力):210
SKILL
『剛撃』
『連撃』
『剛乱撃』
『剛連撃』
『瞬動』
『瞬撃』
『烈震撃』
『
称号
古都の武具職人
功罪
トゥケイオスの救い手、ワレンシュタイン軍の守り手、オランストレイシアの守護者
・『剛撃』
武器に魔力を込めて攻撃することで威力を高めるSKILL。武術SKILLとしては単純なもので全ての戦士系クラスが最初に取得する。実は隠れた利点として、魔力でコーティングすることで一時的に武器の強度を高めているのだが、これに気付いているものはベテランでも少ない。
・『連撃』
武器に魔力を込め、その直ぐ後ろで噴射装置の如く魔力を爆破し、攻撃速度を飛躍的に向上させるSKILL。使用し続ける時間と攻撃回数によって消費魔力が変わる。これも『剛撃』と同じ隠れた利点を持つが、やはり気付いているものはごく少数。
・『剛乱撃』
『剛連撃』と非常に酷似したSKILL。ある意味劣化版とも言える。このSKILLは攻撃力と攻撃速度はそのままにコントロールをある程度手放しており、それが消費MP軽減に役立っている。それ故に精密な攻撃は出来なくなっており、ランダム、または決まった攻撃に近くなる。
・『剛連撃』
名の通り『剛撃』と『連撃』を組み合わせたような武術SKILL。魔力を武器に込めて攻撃力を向上させた状態で『連撃』並みの速度で連続攻撃を仕掛ける。複合SKILLであるために消費魔力は高く、使用し続ける時間によって加速度的に増していく。最低でもレベル30にまで達した猛者にしか習得できないと言われており、強者の登竜門SKILLとも呼ばれる。が、シアは特訓の末にレベル29にて習得している。
・『瞬動』
移動速度強化の高等SKILL。背中や肩、腰、足裏などに『連撃』の要領で魔力を爆破、噴射させ推力を得る。当然だが、加減を間違えれば自爆技となってしまう上に、ほんの少しのミスでバランスを崩し転倒する危険なSKILL。
・『瞬撃』
『瞬動』と『剛撃』を組み合わせたSKILL。直線的な動きとはいえ、超スピードとパワーを併せ持った必殺攻撃。シンプルで強い攻撃手段故に、非常に対策が難しい技の一つ。高等技でありながら消費MPもそこまで高くはない。
・『烈震撃』
『瞬動』と強力な打撃を組み合わせることでより強力な攻撃になると共に、相手の武装破壊を狙う事が出来るSKILL。使用の際には鈍器を装備する必要がある。また、地面に向けて使用することで足場の破壊や、大地を数秒震わせ相手の動きを止めたり、体勢を崩すことも可能。複数の敵を一遍に相手取る場合に有効である。実は非常にマイナーなSKILL。
・『
上位クラス『
素手系の上位クラスSKILLと対を成すかのように、こちらの場合はしっかりと武装を身につけないと発動しないという、ペナルティなのだかよく分からないペナルティがある。
総評
今回も多くのキカイヘイを打ち倒し、レベルが2も上昇している。また、威力は変わらぬままであるため数値上の違いはないが、法器合成槌に更なる改良を加えて使い勝手を良くしており、全体の戦闘能力は眼に見えぬ範囲でも伸びている。
最早シアは、レベル的にも実力的にも周辺国家に所属する冒険者の中では単体で5指に入る。しかし、本人が未だにそれを認識しているとは言い難い。
ヴィラデルディーチェ=ヴィラル=トルファン=ヴェアトリクス
愛称:ヴィラデル
種族:砂漠エルフ
性別:女
クラス:『
LV:45
攻撃力:137(大剣+40)
防御力:101(鎧+15)
魔導力:170(籠手+22)
速度能力:125(大剣-20)(防具-18)
精神力:126
最大HP(最大耐久力):115
最大MP(最大魔法力):170
最大SP(最大持久力):122
SKILL
『
『
『
『
『
『
『
『連撃』
『剛撃』
『剛連撃』
『瞬動』
『
『精霊視』
称号
アルテア国の救世主
功罪
強盗、窃盗、詐欺、傷害、ドルファ村の恩人、アルテア国の恩人、オランストレイシアの守護者
・『
氷魔法系統の初級、中級、上級全ての魔法SKILLを取得した証のようなSKILL。上級までの氷魔法を自由自在に扱うことが出来、大きさ、威力も消費魔力によって変更可能。魔法が本職である『
・『
火魔法系統の初級、中級までの全ての魔法SKILLを取得した証のようなSKILL。
あくまでも中級までだが、火魔法は威力に特に優れる。因みに火魔法には中級に回復速度を爆発的に高める治癒魔法があり、これにより回復役を務めることが可能。
・『
超高熱火球を創り出し、対象に浴びせかける魔法。魔力をより消費することで広範囲への攻撃も可。高い魔力の持ち主であれば、相手を燃やし尽くして消滅させることさえできる。攻撃力だけで言えば、全属性魔法中最強とすら謳われる。
・『
雷魔法系統の初級、中級、上級全ての魔法SKILLを取得した証のようなSKILL。上級までの雷魔法を自由自在に扱うことが出来、大きさ、威力も消費魔力によって変更可能。魔法が本職である『
・『
風魔法系統の以下同文。魔法が本職である『
・『
土魔法系統の初級、中級までの全ての魔法SKILLを取得した証のようなSKILL。この段階まで来ると大地に関連する生活系、補助系魔法はほぼ全て習得し、物理攻撃のみとはいえ、攻防ともに使い勝手の良い魔法を使用可能。
・『
相手の頭上に山と思えるほどの岩塊を召喚し、叩き落して圧殺する魔法。他の攻撃用土魔法の多くと同じく、実体化された物体にて攻撃を行う故の物理属性。物理防御が低い相手ならば火属性魔法ですら凌駕するほどの攻撃力となる。
・『剛撃』
武器に魔力を込めて攻撃することで威力を高めるSKILL。武術SKILLとしては単純なもので全ての戦士系クラスが最初に取得する。実は隠れた利点として、魔力でコーティングすることで一時的に武器の強度を高めているのだが、これに気付いているものはベテランでも少ない。
・『連撃』
武器に魔力を込めて攻撃することで、一時的に攻撃速度を高めるSKILL。使用し続ける時間によって消費魔力は変わる。これも『剛撃』と同じ隠れた利点を持つが、やはり気付いているものはごく少数。
・『剛連撃』
名の通り『剛撃』と『連撃』を組み合わせたような武術SKILL。魔力を武器に込めて攻撃力を向上させた状態で『連撃』並みの速度で連続攻撃を仕掛ける。複合SKILLであるために消費魔力は高く、使用し続ける時間によって加速度的に増していく。最低でもレベル30にまで達した猛者にしか習得できないと言われており、強者の登竜門SKILLとも呼ばれる。
・『瞬動』
移動速度強化の高等SKILL。背中や肩、腰、足裏などに『連撃』の要領で魔力を爆破、噴射させ推力を得る。当然だが、加減を間違えれば自爆技となってしまう上に、ほんの少しのミスでバランスを崩し転倒する危険なSKILL。
・『
上位クラス『
・『精霊視』
この世界の大気中に存在する魔法の力を生む存在、精霊を視ることが出来得るSKILL。エルフ族の素質を持った者しか取得できない、非常に珍しい先天性SKILL。精霊の動きを見ることで危険を察知したり、敵がどんな魔法を発動させようとしているかの予兆を掴むことが可能な有用性を持つ。更にエルフ族秘伝の
総評
シアと同じく多数のキカイヘイを撃破したことにより2レベルの上昇となった。更に、これまでの修練により刀の使い方がようやく身についてきた兆しもあり、刃の部分が刀そのものとなっている大剣の攻撃力付加値も若干ながらアップしている。
また、『
モログ
種族:ミノタウロスハーフ
性別:男
クラス:『
LV:52
攻撃力:254(巨大斧槍-80)
防御力:255(巨大斧槍-100)
魔導力:83(巨大斧槍-30)
速度能力:226(巨大斧槍-80)
精神力:106(巨大斧槍-30)
最大HP(最大耐久力):226
最大MP(最大魔法力):136
最大SP(最大持久力):306
SKILL
『バーニング・ナックル』
『サイクロン・クローズライン』
『サイクロン・チョップ』
『サイクロン・ステークバスター』
『ファイナル・アトミック・サイクロン・ステークバスター』
『ドラゴン・ニー』
『疾風・星空脚』
『昇星拳』
『ダブル昇星拳』
奥義・『武神金剛拳』
『ガイザー・バースト』
『
『
称号
西大陸最強、モーデル王国の英雄
功罪
あり過ぎて書き切れない
・『バーニング・ナックル』
モログの得意技の一つ。名の通り正に燃える鉄拳。炎纏った拳を突き出しながら突撃するSKILL。当然ながら自らの拳も炎でダメージを受ける。しかし、打撃と共に火炎属性の攻撃ダメージを与えられる為、防御力もしくは精神力のどちらかが高いだけでは耐えることは出来ない強烈無比な一撃となる。
・『サイクロン・クローズライン』
本来クローズラインとはすれ違いざまに相手の首を腕で刈り取るように倒す技だが、本SKILLはその場で回転、腕を左右に伸ばし、その回転力で相手を弾き飛ばす云わばカウンター技。ただし、超絶なる力を持つ者が行えばその回転力にて竜巻を発生させ、敵を巻き上げたり、引き寄せたりすることも可能。消費MPも少ない。
・『サイクロン・チョップ』
モログの得意技の一つ。素早い回転力を活かした手刀。事前の回転数により、威力を伸ばすことができる。他のSKILLから派生可能。
・『サイクロン・ステークバスター』
相手を掴まえて回転しながら投げ飛ばし、それを空中まで追いかけて跳び、再度掴まえて自らの体重とともに地面に叩きつける掴み技。所謂必殺投げ。空中でも発動可能でその場合は空中で相手を振り回し、ホールドしたまま共に地面へと直滑降、叩きつける。一応は加減が可能で相手を死なせたくない場合にも使用する。
・『ファイナル・アトミック・サイクロン・ステークバスター』
相手を掴まえて裏投げし、掴んだまま放さずに追い駆けるように自分も回転、再び相手の後ろを取るとその勢いを殺さずに空中へとブン投げ、『サイクロン・ステークバスター』同様に自身も追い駆けて跳び、空中で再び掴まえるとそのまま回転しながら自らの全体重をも乗せて相手を脳天から地面に叩き落とす超必殺投げ技。
・『ドラゴン・ニー』
両足を魔力で包みながら、真空飛び膝二段蹴りの要領で特攻するSKILL。対空、突進、どちらでも使用可能。モログは身長が高い為、対人戦の際、懐に潜られた時の切り札。『サイクロン・ステークバスター』とは逆に加減が効かないのが悩み。
・『疾風・星空脚』
利き脚を自身に対して垂直に突き出すように高速回転しながら連続蹴りを行うSKILL。超絶なる力を持つ者が行えばヘリコプターのメインブレードよろしく揚力すら持ちえることが出来る。空中でも使用可能。一回転毎にMPとSPを消費する。
・『昇星拳』
引き付けた右腕を、スタンスを無理矢理広げつつ、地面スレスレから天空へと振り上げるアッパーの勢いごと跳び上がる対空必殺技。
・『ダブル昇星拳』
左腕での『昇星拳』後、跳び上がり切らずに、今度は本命の右腕で『昇星拳』を、空中に吹っ飛ばされた相手に決める超必殺奥義。
・奥義・『武神金剛拳』
魔力を全身に高速で巡らせて自身の防御能力を一時的に倍加させるSKILL。発動中は動きが若干鈍くなり、時間で消費するMPの値も高い為、使い処の見極めが必要。副次的な効果として若干の攻撃力増加と、更に微量のHP回復効果も併せ持つ。
・『ガイザー・バースト』
拳で火と土2つの魔法効果を直接地に叩き込み、同時に指向性も与えつつ自身の眼前に巨大な火柱を発生させる超大技。威力も高いがMPの消費量も恐ろしく高い。また2つの属性の魔法を何度か時間差で起動させるという仕様上、修得難易度も恐ろしく高く、少なくともモーデルではモログ以外の習得者はいない。
・『星覇・絶掌・方天破』
掌の底と底を合わせるようにして掌底のように突き出し、次いで右脇の下にて掌の形そのままに引き付けて、その両掌の中にて持ち得る全属性魔法力を発動、混ぜ合わせて相手に向けて突き出し反発・反転バーストを起こさせる超荒業。MP・SPを全て消費する為、消耗した状態で使用すればモログの命すら危険なSKILLである。余談だが思いっきり『か○は○波』のモーション。
・『
クラス『
総評
第28話のキカイヘイとの戦闘において、敵の半数を討ち倒したモログもレベルが1つ上がっている。
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