重
「ちなみに、初詣ではなにをおねがいしたんですか?」
「今年も1年、何事もなく無事に終えられますようにって」
「なにも面白味がない願いですね」
「悪かったな、面白味がなくて。そう言う如月はどうなんだよ?」
「北斗さんとずっと一緒にいられますように、ですよ」
「それもそんなに面白くはないだろ」
「……あわよくば、死が2人を分かつ時まで一緒にいられますように」
「めちゃくちゃ重いし、その顔は絶対今考えただろ!?」
「そんなことないですよ。常に考えているので、『今』考えたことじゃないです」
「ひ……久しぶりに如月の重さを再認識した」
「嫌いになりました?」
「そうはならないけど……」
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