最終話 トゥルーエンド
「うお、マジかよ!! 隠し部屋じゃん!! えー、凄え!」
ギギギギギ。
古い木が軋む音、重たいものが引きずられ、色々な機構が噛み合う。
本棚に偽造された隠し扉が開く。
わたし達は、その部屋の入り口に立っていた。
「マジかー、隠し部屋とかまじであるんかー。えー、ヤバ。テンション上がってきた」
海原さんの驚いた声。普段は無感動で動じない性格なのに、たまにこうした琴線に触れる出来事があると、こうして子どもみたいにはしゃぐことがある。
そわそわと落ち着かない、興奮を隠さないその様子を眺めていると胸の中がポカポカと暖かくなってくる。
私は海原さんを見ていると、たまにこうしてニヤついてしまう。ダメ、抑えなきゃ。
「雪代さんや、つまり、この隠し部屋を探してたのか?」
「ええ、そうです。雪代の家が数代に渡って隠し続けてきた奥の部屋です。お母さんから聞いています。どうしようもない事がこの世に起きたらこの部屋を開けなさいって」
嘘は言っていない、でも、本当の事も言っていない。
正確には、どうしようもない事がこの世に起きて、その時貴女に手放したくない男がいたら開けなさい……だったけ。
あは。
今がその時だよね、お母さん。
「うお、これ、階段か? 凄え、下が見えねえ 地下室があんのか?」
海原さんが扉の奥を覗き込む。そうですよ、海原さん。その部屋は地下にあるんです。
「雪代の親が隠してきた部屋…… そして意味深な言葉。俺には分かる、この部屋には何か宝的なものが隠されている!!」
いつもより早口、テンションを抑えきれていない。
ふふ、可愛い。
継音はきちんと海原さんと話す事が出来たのだろうか?
あの子は昔から人一倍情に深いくせに、人一倍それを表現するのが下手だったから。
継音が、それを望むのならそれでいい。
大好きな継音、わたしの妹となら分けられる。
海原さんの視線も、海原さんの言葉も、海原さんの感情も。
全て継音となら。
「雪代、じゃあ俺ちょっと探索行ってくるわ。暗いからお前はここらへんにいてくれ」
「暗いからって…… それは海原さんも同じでしょ?」
「ふはは、問題ねえ。マルス、新しく覚えたアレ使うぞ。そうそう、猫の目。キャッツアイ」
海原さんが、その名前を呼ぶ。にわかには信じられない海原さんの冒険譚、その中で海原さんが手に入れた存在、マルス。
「まあ、見逃してあげる……」
そのマルス、とやらのお陰で貴方が生きていることは間違いないもの。
海原さんは強くなった。
元からある意味強い人だったけど、あの探索から帰って来た後は本当に強い人になってしまった。
わたしはそれが嬉しくて、悲しい。
わたしを守ってくれるほど強い海原さんを見るのは嬉しい。ドキドキする。
わたしを必要としないほどに強い海原さんを見るのは悲しい。
「じゃあ行ってくるわ、雪代。妹、継音が軒先でたそがれてるからよ、後でみんなでお茶でも飲もうぜ」
「継音…… うん、わかった、わかりましたよ、海原さん」
そっか、継音。きちんと言えたんだね。
良いよ、継音になら海原さんを少し分けてあげても良い。
海原さんが、興奮を隠しきれない様子で隠し部屋に踏み込む。
くす。良かった、海原さんが優しい人で。
無防備な背中、外に出ているときはピリピリとした殺気を常に発してるのに、今は全然違う。
わたし達を信用してくれてるのかな。だとしたら単純に嬉しいな。
「うおっ、まじで暗い…… PERK ON 猫の目」
海原さんが呟く。するすると闇に包まれた隠し部屋への階段を降りていく。
わたしはそれを見送る。
すごいな、本当に見えてるんだ。海原さん、貴方は一体どこに向かおうとしているの?
あの恐ろしい男すら、貴方は殺し尽くした。わたしや継音、ほかのみんながどれだけ死力を尽くしても滅ぼせなかった存在を、貴方は殺した。
貴方が遠い。
出会った頃から貴方はずっと遠くて、よく分からない人だったけど、今はその時よりももっと貴方を遠く感じる。
その事がわたしには、わたくしには、私にはとても辛い。
欲しい。
教えて欲しい。
貴方の事をもっとよく知りたい。貴方に触れたい、貴方に歩みたい、貴方が欲しい。
「これは、私が決めた事。雪代の女じゃなく、雪代 長音が決めた事なの」
「あー?? 雪代? なんか言ったか? 悪い、よく聞こえん!」
下から聴こえてくる声、それがたまらなく愛おしい。
「ねえ、海原さん。約束、覚えてる?」
「約束? あー! もちろんだ。いつでも受けて立つぞ。なんならよ、この家の探索終わって、学校戻ってからでもいいぞー。種目はお前に任せる」
呑気な声、どこまでも。
ああ、ダメ。
ダメだよ、海原さん。
敵に対してはあれほど残酷で容赦のない貴方のそんな無防備な姿を見せられたら。
そんなに私の事を信用してくれてるの? 信頼してくれてるの?
それとも、私程度じゃあ、貴方をもうどうにもすることが出来ないって思ってるの?
ああ。
ああああ。
心地よい、その当たり前の信用が、信頼が。
心地よい、その油断が。
「ううん、それじゃダメ」
「あ、さすがに急すぎたか? まあ、焦ってねーよ。でも、なんにしても負けねーぞ」
呑気な、声。
本当に。
「ううん、違うの。今から。海原さん、今から私は貴方に挑みます」
「は?」
力を入れる。
「な、にーー?!」
力を、向ける。
海原さんに。
やることは単純。海原さんを力で地下の隠し部屋へ押し込んだ。
海原さんが、階段を滑り落ちて地面に叩きつけられる音が聞こえた。
ギイイイイイイイイイ。
私は、隠し部屋の扉を思い切り締めた。
「ぐっえ!! ゲほっ、ゲホっ!! 雪代!? お前、何を?!」
良かった、ちゃんと声が出せるみたい。手加減はしてたけど、不安だったから。
「海原さん、怪我はない?」
私は扉越しに声を傾ける。
この扉は、この部屋はその用途の為、きちんと閉め切ったままでも声が届くようになっている。
だって、声が届かないと、聞こえないと、楽しくないものね。
「あ、うん、怪我はないけど…… いや、待て! 違う、そういうことじゃねえ! え、これお前がやったのか?」
「うん、そうだよ、海原さん。今からね、今からが、貴方と私の勝負だよ」
楽しい。
自分の声が自分でもどうしようもないくらいに弾んで行くのがわかる。
「そこはね、隠し部屋の他にも用途があるの。座敷牢なんだ。わたし達、雪代の女はね、ずっと昔からそうしてきたの。自分が保存したい男の人をそこに捕らえて、教育してきた」
今、この瞬間、あんなに強い男の人が私の虜になっている。
海原さんを、閉じ込めた。
私達の牢に、檻に。
雪代の檻の中に、あの海原 善人がいる。
そのことがどうしようもなく、楽しい。
「ああ、そういうこと。うふ、海原さん、私、貴方のお陰で気付けたみたい。私、結構Sっけがあるのかも、だってね、今すごく、身体が熱いの」
海原さんの表情は見えない。
けれど、想像できる。
どっちだろう。余裕げに笑ってるのか、あの何にも移さない無表情でこちらを見上げているのか。
どっちでも、興奮する。
あの海原さんが、今、私を認識している。
私という、雪代 長音という脅威を。
「雪代、今なら冗談で済ませる。このままその扉を開いてどいてろ。その扉さえ開ければ俺はここで起きた事を忘れて、軒先であのうまいお茶を飲み直す。それで終わりだ」
「ううん。お茶なら後で淹れてあげる。お菓子も届けてあげるから。安心して、この部屋はそういう用途の為に作られてるの。きちんと食べ物を届ける仕組みもあるから、大丈夫。でもこの扉は開けない。貴方が私のモノになるまでは絶対に開けない」
「本気か」
「本気だよ」
ああ、その冷たい声。
自分への害意に貴方は本当に残酷だ。そんな声今まで向けられた事がない。
あれほどまでに私の前に無防備な姿を晒していた貴方はもういない。まるで罠にかかりつつも隙を見れば喉元に食らいついて来そうな狼を捕らえたみたい。
その恐ろしい切り替えの速さ。
「ああ、素敵…… 海原さん」
そのいびつな精神、悲劇すら貴方を滅ぼすことはない。
「ウェンフィルバーナ、あの女に貴方は渡さない。貴方には必要ない」
貴方は初めから私を必要としなかった。
貴方は他人を必要としない。補うモノを求めない。だからこそ私は貴方に強く惹かれる。
この血すら、貴方を引き寄せることはない。
私はそれがとても気に入っている。
「ああ、貴方に触れることができないのが切ないなあ」
私は扉に身体をくっつける。扉の向こう、階段の下の部屋にいる海原さんを思う。
私を助けてくれた貴方を、手に入れる。
貴方は私の男、私のモノ。
「守ってあげる、海原さん。食べものも、安全な眠る場所も、そして血を残す相手も、全て私が用意してあげる、私がなってあげる」
私の作った食べ物を食べる海原さん。私の用意した寝床で眠る海原さん。私とーー
ああ、良い。
「これは勝負です。貴方がここから脱出出来たら貴方の勝ち、ここから抜け出せなければ貴方の負け、あは」
この終わったアウトな世界で、私は生きている。
貴方と私達で生きていく。
海原さん、貴方は私の
「共に生きよう、海原 善人」
これが私。
ようやく気づいた。
あれほど嫌っていたこの血も、力も。雪代の呪縛も。
全てまとめて私。
私はこういう人間なんだ。
この完結した世界、雪の檻の中で。
誰にも邪魔されない終わった世界の檻の中で。
私は、私の願いを叶える。
たとえ世界が終わったとしても、私は幸福に生きてみせる。
扉の冷たい感触が気持ちいい。
檻の中の貴方を想像するだけで、身体が熱くなる。
貴方が今、私の元に。あんなにも普通で、恐ろしく、自由な貴方が。
想像する、あの人は今どんな顔をしているんだろう。
怒っているのだろうか、怯えているのだろうか、悲しんでいるのだろうか。
どれを想像しても、愛おしい。
愛おしくてたまらない。
はあ。
ため息のような喘ぎから漏れ出る言葉、それは何よりの真実。
ただ、それだけだった。
「海原さん、大好きだよ」
エンディング開示条件
最終決戦までに雪代 長音の好感度が最大値を上回る。
好感度が最大値になった時点で雪代 長音と恋愛関係になっていない。
雪代家三女、雪代 唯と出会わない。
雪代 長音と雪代 継音を和解させる。
ウェンフィルバーナとの別れを経ている。
ED NO 02 『雪代の檻』
暗い隠し部屋で、男の探索は終わる。古の時代より雪代の女が繰り返して来た業に囚われたのだ。
やがて男はその部屋からは自分の意志で抜け出す事は叶わないと知る。
それは何代も何代も、雪代の女が続けてきた血の営み。
海原は、それに囚われた。
終わった世界で、海原がたどり着いた道はここで終わった。
ヒロシマ〆アウト〆サバイバル
おしまい
おしまー
おしーー
おーーー
エンディング 開示条件 達成
樹原 勇気に全ての借りを返す。
海原 善人が諦めない。
マルスが生き残る
ーーーー
……
…
〜暗い隠し部屋の中で〜
"ワオ…… ヨキヒト、日本の女性の好意の表して方は、その…… なんていうかクレイジーですね、うまく伝わるかわかりませんがイかれています"
「オブラートに包む努力を諦めるなよ、つーかこれは特別中の特別」
暗い隠し部屋、足の裏、靴下ごし、畳の冷たい感触は心地よい。
日の差さない暗い部屋を見回す
「普通の部屋だな。掛け軸に畳張り、旅館の部屋みたいだ」
"ポジティブ 空気の循環もきちんとなされています。閉鎖空間ではありますが窒息することはなさそうですね"
やばい状況、しかし海原は騒いだりせずその場に座り込み胡座をかいた。
PERKの効果でまだ夜目が効いている。あらかた部屋の構造や広さを把握出来ている。
「おっ、座布団あんじゃん。いただき」
手元にふかふかの座布団を引き寄せ、その上に頭を乗せて寝転がる。
畳のひんやりした感触が、ワイシャツ越しに心地よい。
「いやー、どうしたものか。まさか拉致監禁されるとはな。予想外だ、やるな、雪代」
"ヨキヒト…… 残念ながら雪代オサネと、雪代ツグネは今日のこれを計画して行っていたのでしょう。急な予定変更や、綺麗すぎるこの屋敷の様子などから察するに"
「なるほど、俺たちは準備の段階から負けてたわけだ。どうする、マルス、もういっそのこと白旗あげるか?」
"ポジティブ そうですね。人格はともかくとしてユキシロ オサネの力は強大です。少なくとも彼女の庇護のもとであれば、この終わった世界においても生存は容易いでしょう、加えて……"
マルスの言葉が淀む。
海原は首を傾げて
「どうした、マルス」
"ああ、その、伝えるかどうか迷ったのですが…… 今、我々が囚われているこの空間、これより外の反応が確認出来ません。まるでアビス内です。外部と完全に遮断されています"
淡々と告げられるマルスの言葉に、海原がマジかよ、と苦々しく呟く。
でも雪代なら出来そうだ。彼女の特別な力を間近で見てきた海原はぼんやり考えた。
"外部からこの部屋を脅かすのも難しいでしょう。原理は不明ですが、現在のこの空間はある意味で、この終わった世界における最後のセーフゾーンなのかもしれません"
「なるほど、飯も出るし、化け物どもも入ってこれない。あのバカ強い雪代姉妹に守ってもらえるっつー事か。あれ、これ勝ち組じゃね」
海原は嗤う。
つまりあれだ。もうあんな思いをしなくてもいいわけだ。
化け物に追いかけ回されたり、化け物に食われかけたり、サイコの変態と殺し合ったり。
そんなやばいことから守ってもらえるわけか。
なんだ、そりゃ。
"ええ、ヨキヒト。我々の生存は完結します。ここにいて、ユキシロオサネとユキシロツグネのモノになれば"
「中身は別として、あの2人はとんでもない美人だ。こんなことがなけりゃあ俺と話すことすらないくらいのな。そりゃあれだな、願ってもねえことだ」
悪い話じゃない。
この暗さにさえなれてしまえばきっと、ここでの生活は悪くない。
甲斐甲斐しくユキシロに世話されながら、その愛に蕩かされる、それは男として、雄として得られる快楽や愉悦のほとんどを貪れるのだろう。
明日を生きることさえ不確かなこの、アウトな世界の中でも海原はそうして生き残ることが出来る。
その未来を想像する。
海原はまた、嗤った。
安全な寝床、約束された食事、極上の女。
けれど、そこにアイツらはいない。
久次良も、田井中も、春野も、警備チームのがきんちょも。
海原の大切なモノはその暗い世界にはなかった。
「クソだな」
"……良いのですか? ヨキヒト。少なくとも貴方は生き残ることが出来るのですよ。あの2人に屈服することを選べば"
「じゃろうな。でも、それはクソだ。その楽な方に先はない。進む道も行き止まりだ」
海原は上体を起こす。肩のコリをほぐすように首をぐるぐると回す。
「ウェンが言った、鮫島が言った。アイツらが俺の生きる意味を教えてくれた、思い出させてくれた。マルス、ここに俺が生きる意味はない」
"それでも、貴方は死なないで済みます、ヨキヒト"
「生きてると、死んでないってのは違う。最近そう思えてきた。それにマルス、俺はお前との約束をまだ果たしていない。お前は俺の復讐に手を貸してくれた。今度は俺の番だ」
海原の生きる理由は、初めから何も変わっていない。
あの夜、雪代長音を助けたのも、あの夜、東雲 仁の呼びかけに応えたのも、あの夜、樹原 勇気に引導を渡したのも。
全て同じ理由だ。
「マルス、お前は善い奴だ。善い奴は報われるべきだ。こんな終わった世界だからこそ、お前のような善い奴には善いことがあるべきだ。俺がそうしたいんだ」
善いモノはまだ滅んでいない。
なら、それを生かそう。それに生かされて来た俺にはそれをする価値がある。
海原はすでに答えを持っていた。
「俺はこれまで善い奴に生かされてきた。次は俺だ。俺が善い奴を助ける、そんで俺に助けられた善い奴が、別の善い奴を助けていく。きっと、そういうのが俺の生きる理由なんだ」
"それがたとえ、貴方の死に至る道でも? 貴方の終わりが、血に塗れた残酷なものになるとしても?"
その問いは、英雄がかつて凡人に施したものと似ている。
あの時と同じ、ドヤ顔をかましながら海原は嗤う。
「ああ、構わない。そしてそれは今じゃないし、明日でもない」
海原が立ち上がる。
誰かの声がした、気がする。
本当にいいのか。その道を選んで、良いのか。
良い。
これはきっと善い事だから。
海原の答えは初めから決まっていた。
敗北した英雄から引き継いだその隣人に向かい語る。
「俺を生かせ、俺と生きろ、マルス。ここに俺たちのサバイバルはない。俺たちの居場所は、あの終わったヒロシマだ。あそこにいる善い奴らの元に帰るぞ」
その言葉に、マルスはしばらくの沈黙を持って答える。
"ポジティブ…… プロトコルに従い、私は貴方とともに。ええ、我々2人揃えば強力です。たとえ貴方が誰を敵に回しても、私は最期まで貴方と共に生きましょう」
その声色はすこし、跳ねていて。
嬉しさを孕んでいた。
暗闇の檻、安全なその世界に海原は立つ。その身にエゲツない本性を携える外から来た生命を宿して。
終わった世界。アウトなヒロシマに戻る為、その世界で生きるために、暗闇の帳を抜ける。
階段を見上げ、自分が破るべき扉を見上げた。
「マルス、行くぞ」
"ポジティブ、ヨキヒト"
それは凡人の牙。
本来であれば、すでに消え去っているはずの凡人がこの終わった世界に突き立てる唯一無二の牙。
海原の選択が、歩んで来た道のりが与えた武器。
これまでも、そしてこれからも海原の生存はこの牙とともにある。
名前を呼ぶ。
暖かく、悍ましい冷たさを孕む檻を突き破るために。
ただ、その名前を、呼ぶ。
「"PERK ON"」
ヒロシマ〆アウト〆サバイバル
〜凡人の生存者は敗北した主人公から洋ゲー的エゲツない成長システムを受け継ぎ、ポストアポカリプスなヒロシマでクリーチャーを狩って生き残るようです〜
おしまい
ヒロシマ〆アウト〆サバイバル〜凡人の生存者はポストアポカリプスなヒロシマで洋ゲー的な成長システムを手に入れて生き残るようです〜 しば犬部隊 @kurosiba
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