誰も見ていない

作者 Kusakari

135

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Good!

短編好きとしては「仕掛けがうまいなあ」と思いました。最初は13話もあるので、「全然短編じゃないじゃん」と思いましたが、一話一話の文字数が少ないので結果として成立していますね。web小説ならではの見せ方──というか、一昔前の携帯小説に近いものを感じます。

話の多くが、注目されない期間のもの悲しさに裂かれているのですが、中には「あるある」と思ってしまうものもあり、ネットとの付き合いを考える瞬間もありました。

謎の人物登場でドロドロサスペンス的なものを期待しましたが、オチは私の予想より遥かにすっきりとしていますので「怖いの嫌だな~」という人も、どうぞ最後まで読んでみてください。

しかし、こういう状況はいつかどこかで実装されてそうですね。結果的にみんな幸せなら、それもいいのかもしれない……

★★★ Excellent!!!

1話1話が短いながらも真に迫る雰囲気の文章。
そして現代に生きていれば、誰もが思うことであろう内容へ切り込んだ作品です。

主人公の感情が丁寧で、きっと同じことを思う人は少なくないでしょう。彼と自分を同一視した時、この物語に掴まれます。
自然と次話へ次話へと手が動くこと間違いありません。

最初から最後まで『リアル』で『生々しい』。ラストまで必見です!

★★★ Excellent!!!

少しでも注目して欲しい。
少しでもフォロワーが欲しい。
創作物やSNSをする上で、どうしても抗えない欲求ですよね。

一話、一話と魅入られ、雲行きや人の感情、次々と思い当たる節の人も少なくないかもしれません。

最後のオチは傑作です!
そう来たか、いや、リアルにありそう!を短編にしています!

是非ともに共感しましょう!!
素晴らしい作品でした!

★★★ Excellent!!!

まるで自分に当てはまりそうな承認欲求の物語。
カクヨムで言えば、ハートつかないかな、★つかないかな、なんて思うこともあるので、共感が持てます。

そのまま話はエスカレートしていくのですが、同時にそんなにうまくいくのか?
という疑問と不安も。

結末に驚くオチが! 
あなたも油断していると「アイツ」にやられますよ!

★★★ Excellent!!!

本作の主人公のような人は、現代では増えているのかもしれませんね。

一人が良いとか言って強がっている人も、心の底では他人に認めてもらいたいという欲求がある。つながりたいという気持ちがある。それは誰しも同じだと思います。

ネットの外でも内でも、人とつながるのが上手い人もいれば、主人公のように上手くいかずに取り残されてしまう人もいる。
取り残されても別に良いやと思える方は、それで良いでしょう。
でも多くの人は、それでは辛いと思って報われるかわからない努力をする。

その努力が実って他人とつながることができたとして、あるいは認めてもらえたとして、それで単純に喜んでいて良いのでしょうか。
深く考えなければ、たぶんそれで良いのでしょう。

本作を最後まで読むと、でも考えてしまうだろうなと思います。
1話ごとが短くて非常に読みやすいので、皆さん是非読んでみて下さい。

★★★ Excellent!!!

これは、現代における病なのかも

知れない。

「今日も反応が無い」

それはいつもの事だったんだ。

変化を求めるのは、皆同じ。

人の気持ちは、僅かな変化で

劇的にかわるんだ。

きっと彼に共感できる貴方がいるはず。

この作品の結末に貴方は何を想うのだろうか?

一気読みをオススメします!



★★★ Excellent!!!

ヒロキはSNSも動画もフォロー数が増えず、日々鬱々とやさぐれていた。
けれど、不満ながらも継続しているうちに「いいね」が押され、フォロワーが増え、かわいい女子との会話さえできるようになり……。

人が持つ、誰かに認められたいという承認欲求。
その心をうまく操り糧とするビジネスもある。
ですが、それは必ずしも「悪」ではないとわたしは考えます。
どちらにとっても損ではないですし、それが発端となりその結果成功する可能性も期待できるからです。

疑いだしたらキリがありません。
考え方によっては、誰かの手のひらの上で踊る幸せもあるのかな、と。
最後のオチには驚きましたが、読了後はそんな風に前向きに考えられる作品でした。大変面白かったです!

★★★ Excellent!!!

現代社会のSNS社会を利用者と運営会社の二者視点から見た社会風刺作品。誰もが共感できる話題を設定して、そこに独自の感性を注いでいく。社会風刺作品の雛形を採用していながら、最後の最後まで結末が見えなかった。「典型だ」と言われる危険性に立ち向かいながら、人の欲求の本質を正しく突いた作品でした。面白かったです。