武装集団

 ダイナマイトなど、いつの間に手に入れたんだ……?


 黒崎は驚愕していた。沢崎と東谷がいるとは言え、これほど反撃が厳しいとは思っていなかったのだ。


 だが、もう終わりだ。


 連中が向かっているのは、あの小屋だとわかっている。


 馬鹿な奴らだ。その小屋に籠もって我々を迎え撃とうとしているのだろう。それこそ思うつぼだ。


 どれ程沢崎と東谷が手強くても、素人の民間人を守るという足かせがある限り、こちらの有利は揺るがない。


 もう、追い詰めたと言っていい――。


 険しい表情の宇野を後目に、黒崎はまた笑った。

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