第505話 禁則事項の抜け道を探すが
うーん見つからないな・・・・
色々調べるが、何もないと、禁則事項から逃れるのは難しいようだ。
じゃあ、神に逆らったら?
そうノエミに聞いてみると、
「神への攻撃自体、有り得ませんので、どうか分かりませんが、もし神に攻撃をした場合、対象は禁則事項から外れる可能性がありますね。」
これしかないか?
しかし、俺が神と名乗って、それでも相手が俺に攻撃を・・・・という状況でないといけないのか?
それとも?単に俺が現地に、というか領地に居て、攻撃を受ければいいのか?
「なあノエミ、どうなんだその辺り?」
「どうでしょうか?私にもわかりかねますね?そういう事例を知りませんから。」
あれ?もしかして、ノエミも神になってそんなに時間が経ってない?意外と若い?
「何か失礼な事考えてませんか?」
「いやあ、ノエミって、実は神になってそんなに時間が経ってないんじゃないかって思ってさ?」
「・・・・何でわかるのよ?」
「あ、やっぱり?だってさ、俺みたいのが一人や二人、絶対いたはずなんだから、そういうの長い事神やってたら、分かるでしょ?」
「流石ね口田士門。その通りだ。」
「じゃあさ、この状況下、俺が参戦できるとしたら、何が必要だ?」
「・・・・そうですね、先ほどの、領地で直接攻撃を受ければあるいは。もしくは・・・・邪神の関与です。」
「邪神の関与?」
「ええ。今回の事例は、どうもかなり怪しいのですが、邪神が関与していると分かれば、禁則事項は適用されなくなります。」
・・・・それ、はよーいえや!
「仕方ないではないですか!私もこのような事は初めてなのですから!そもそも邪神との交戦なんて、経験ありません!古株は皆、神の座から辞しておりますし。」
「うん?神の座から辞して?じゃあ神を辞められるのか?」
「・・・・お勧めはしませんよ?」
「なんで?」
「神を辞すると言うのは即ち、死を意味しますから。」
・・・・なるほど。長い事神やってた連中は、何かの加減で神で居続けるのを辞めるか諦めるかで、自ら死を選んだのか?
あ・・・・そう言えば、白河さん、何度か死んだって言ってたな?で、珠を元に死んだ場合復活できるアイテム作ったって言ってたっけ?
それはどうなんだ?
「そのような不確定な要素を、お勧めしませんが、やってみますか?」
・・・・そうだな・・・・珠はまだ沢山あるし、創るのも悪くはないか?
一応、念のため、白河さんのアイテムと同じようなのを作ってみる事に。
幸い?一度見せてもらったんだよね。だから、うん、ほぼコピーだけならできるし、アイテム自体は、鑑定でどのような結果になるか分かるだろうしね。
まあ、無駄になるかもしれないが、選択肢は多い方がいいからな。
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