第348話 よく食べる3人の獣人
結局30層までやってきた。
この獣人3人娘といると、何だか飽きない。
存在自体が漫才?
「い・・・いたい・・・・」
何度目のずっこけか、不思議なぐらい彼女はコケる・・・・
そして・・・
「ぎゃー!ケツさわんな!あっちいけっ!全く油断できないじゃないかよ!」
「あらあらうふふ・・・・で・・・・何故私のおしりを触るのかなあ?シビルさん?」
・・・・見ていて飽きないなあ。
そして、シビルってそっちのけもあるのか?
「私は男が好きな女だ。勘違いするな。彼女達はその・・・・毛触りが良すぎてな・・・・」
・・・・違ったようだ。
そして俺は、27層でゲットした肉を焼いている。
そして・・・・シンプルに、塩コショウだけの味付け。
好みで醤油をつける。
ニンニクもいれたかったんだが・・・・
「それだけはやめてくれ!俺達においに敏感なんだよ!にんにくは臭すぎて、鼻がもげちまう!」
・・・・ああ、犬の嗅覚はすごいんだったな。
彼女達も犬ほどではないが・・・・我々が嗅ぎ分けられないにおいも分るようだ。
そして焼き終わった肉を・・・・食べる食べる。
その細いウエストの何処にそれだけの肉が入るんだってぐらい食べてる。
「かあ!うめえ!何だこの肉の旨さは!おまえらいっつもこんなん食ってんのかよ?羨ましいぜ!うめえし!やわらけえ!旦那!おかわりくれよ!」
「あっつ!あついです!火傷しちゃったよー」
「おいしい何この柔らかさはあ・・・・贅沢う・・・・」
平和なのはいい事だ。
・・・・
・・・
・・
・
30層の家で寝た後、31層へ向かう俺達。
そして、何事もなく50層までやってきたわけで・・・・
この頃には、獣人3人はレベルが7になっていた。
いきなり無理はさせられない。今回はここで引き揚げた。
魔法陣で外に出る俺達。
歩きはじめると、早速エミリーがコケる。
俺はそこで気が付いた事がある。
エミリーは、歩くとコケるのだ。
え?躓けばコケるって?
いや、言いたいのはそうじゃない。
彼女は、這っている時も彼方此方ぶつけるが、決してコケない。歩いた時だけだ。
で、俺は、3人の歩く様子を見る。
流石は姉妹と言うべきか、ソフィーとナタリーの歩き方はそっくりだ。
エミリーも・・・・と思いきや、2人と歩き方が違う。
うーん・・・・何か違和感を感じるが、分からない。
ジーっとみる・・・・ひたすら見る・・・・
するとエミリーはまたコケる。
おかしい・・・・何か引っかかるものがある。
そう思い彼女の足元を見ると・・・・
どうやら微妙に左右の足の使い方が違うのだ。
これか?彼女は・・・・バランスが微妙に悪いようだ。このせいか?よくコケるのは?
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