熾火如恋

ボクハ 問うていた

キミと、ボクみたいなのが出会ったことに

意味はアリマシタカ?


キミはいつも言う

「意味を感じたい」と。



ボクハ 問うていた

キミと、ボクみたいなのが出会ったことで

幸せをカンジレマシタカ?


キミはいつも言う

「幸せを感じたい。」と。


ボクハ 問うていた

キミと、ボクみたいなのが出会ったことは

奇跡ダッタデショウカ?


キミはいつも言う。

「奇跡だと思いたい。」と。


ボクハ、泣きながら問うていた

キミと、ボクみたいなのが出会ったけど、

これからもずっと、一緒にイテクレマスカ?


「はい。あなたと一緒に居たいと思います。」


それからボクはいつも言う。

「あなたと一緒に居たい。」と。

そしたらキミはいつも言う。

「いくつになっても聞いていたい。」と。


ひっそりと燃え尽きた熾火は

誰に気付かれることもなく

灰になって静けさに溶けていく。

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