言灯詩編

地点3776

標高

３７（サーティセブン）

７６（セブンティシックス）

一列に続く蟻の群れ。

蟻の行進。

三々五々。

勇ましくも時に強がりマーチ。

奏でるは僕、あなた、私、君、俺達。

ここには神様が居るらしい。

時に怒鳴り散らして、

最後は優しく、なでていくらしい。

動かぬ木偶の坊。

なれの果ては僕、あなた、私、君、俺達。

酸素欠乏。

頭の中で喚き散らしている。

ＴＨＥ　バファリンレスキュー！！

肉体疲労。

身体の中に沈む込む。

ＴＨＥ　リポＤ－れすきゅー！！

今わの際の眠りに快感信号。

シナプス信号が甘美。ああ、甘美でした。

「何故、人は登るの？」

「そこに山があるから（笑）」

標高

３７（サーティセブン）

７６（セブンティシックス）

見下ろせば蟻の群れ。

蟻の街。

例えて言うなら、地上の星？(笑)

風雨に晒されて響くのは

働きアリのマーチ。

もしも、神様が居るなら

僕の前に跪け。

美しくも残酷な世界を創造したこと

僕の前で懺悔し給え。

出来ぬなら、君の手の上で

運命切り拓く

働きアリのマーチに

耳を傾けな。

三々五々。