Q&Aのコーナー第二十七回「パワースポットとかパワーストーンって本当に効果あるの?」
Q.
神社というものがあって、そこにご神気を感じるとか感じない、などのお話をきくことがあります。たしかに、そこはそんな雰囲気を感じる場であったり、なかったりすることもあると思います。
そういった、いわゆるパワースポットというのはあるのでしょうか? それ自体、自分とつながっているものとして、エネルギーの偏在ともいえるような……。
究極的には、自分好みや見方によって、あるなしが決まってしまうようなものかもしれませんが、もし客観的な真理があるのなら知りたいです。
A.あると思うのであります。自分がそれ自体だと気付けば卒業です。
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パワースポットという言葉も、よく聞きます。
自分が普段いる場所とは違う、特別なパワー、またはエネルギーを有する場があるのだと。そこへ行けば——
●おおっ、何だか「場の力」を感じるぞ! 体に何だかエネルギーが充填されるような感覚がぁ!
……と、そんな気になります。
今、そんな気になります、と表現しましたが。
実際に、本当にそうなるんだろうと思います。
そういう世界を生きている人には、という意味です。
パワースポットで実際に力を得たり、何かのお守りや石などのツールを大事にする人は、「自分ではなく、自分の外に特別な力がある」と信じている次元を生きている。だから、実際に効果がある。
精霊エネルギーだか、神社かどこかの名所のエネルギーだかが、自分のそれよりすごいと思っている。
もっと細かく突っ込むと、自分のパワーが枯渇することがあり得ると信じている。
他からもらわないと、足りなくなると信じている。
自分独力では十分ではない、と信じている。
しかし。
次のことに覚醒すると、事情が変わってくる。
●あなたは、神である。
あなたの正体は、完全で無限のエナジーを秘めた神意識である。
あなたと世界とは、一体である。
あなたは、世界そのものである。
私はこれに気付いてからというもの、どこにいようが関係なくなった。
自宅にいても、近所を歩いていても、どんな特別な場所に行こうと関係ない。
こことかあそことか、あそこじゃないとだめとかここはしょぼいとか、そういう価値判断が消える。どこでも同じ、という完全な境地を得る。
どこでだって、無限のソース(根源)につながれる。
私のいる場所が、私のパワースポットになる。
私には、どんな高価な護符もツールも(パワーストーンなど)もいらない。
私自身が、すべてだからだ。
自分の外に、もっと高いエネルギー源があるとか、そこからもらわないと私は不足する、というのは幻想。
肉眼の目には、自分と世界は分離しているように見える。
でも、実は一体なのだ。境界線は、ないのだ。
理解の一助として、こんな例え話を引用してみる。
●今、私がここにいます。
そして私は今、水の入ったペットボトルを持っています。
皆さんは今、どう認識していますか?
『私と、ペットボトルの水』という二つの存在があると思ってますね?
私と、この水とは別物、という認識で間違いないですね?
では、私が今このペットボトルの水を飲んだら、どうなるでしょうか?
(実際に、ここで水を飲み干す)
さぁ、どうです?
水は、どこへ行きましたか?
今ここにあるのは、『私と、空のペットボトル』 になってしまいました。
じゃあ、水は消えたのですか?
いいえ。ここにあります。(自分の体を指差す)
じゃあ、これ、何て呼べばいいんでしょうね? 『
私という存在と、水との境界線は、一体どこにあるんでしょうね?
……と、こういう話。
実際に、すべての存在と私の境界線、なんて存在しない。
悟る、ということは——
●自分こそが世界である。(一部ではなく)
自分こそが、すべてであり、すべてをもっている。
それが、腑に落ちるということである。
覚醒するということは、自分の外部によりすごい権威が存在するのではない、と分かることである。自分自身がその無限のソースとつながっている、と自覚する。
(ソースそのものだと言いたいところだが、三次元でゲームキャラをしているように見えるので、つながっていると穏当に言っておく)
だから、エネルギーなど覚醒者には「自給自足」でいける。
自家発電、と言ってもいいだろうか。
この次元では、外部の何かに頼らないとパワー不足になる、ということはない。
ここで、補足しておく必要がある。
私は、ヒーリングや、パワーストーンやお守りなどのツールを否定しているわけではない。そんなものいらない! と、関係者にケンカを売っているわけでもない。
乳幼児がいる。彼らは、おっぱいをもらわないと生きていけない。
小学生になれば、彼らの成長段階に合った栄養、学習内容がある。
中学生、高校生、大学生。
大人になれば、何食べても急激にどうこうならない。知識も内的成長も、かなりのものになる。
人には、魂の段階がある。
その段階に応じて、必要なものが違う。
もちろん、魂にレベルがあるというのは、幻想である。
私たちはゲームをしに来ているので、その中だけで通用する区別ではあるが。
だから、自家発電できる覚醒者が良くて、外部の何かに頼る傾向のある多数がダメだ、という話ではない。全てが、同価値である。
だから、小学生を支えるための教科書やグッズがあってもよいのだ。
中学生を支えるための、その段階に適した教材や文化、楽しみごとがあってよいのだ。つまり、お守りやパワーストーンが必要だという段階では、彼らのためにも当然あって良いのだ。
覚醒すると、そういうものを所持するのは趣味の領域になる。必須だから、ということではなくなる。
大学生が、小学生を見て 「程度の低いことしてやがるなぁ」 とバカにはしないだろう。それと同じ。
成長段階に応じたサポートというものは、あるべきなのだから。
では、今日のまとめに入ろう。
①パワースポット、と呼ばれるものは実在する。そのようなエネルギーはある。
②しかしそれは、自分にはそれが欠けていて、外からもらわないといけない、という意識が生んでいる。
③それは、魂においては覚醒の前段階に当たるが、何も悪いことではない。
④ゆえに、彼らにはパワースポットもお守りも石の類いも、効果があり存在価値がある。
⑤覚醒に至ると、外部と自分との区別が消える。自分がすべてだと知る。
⑥根源的ソースとつながれば、自家発電ができる。外部へのエネルギー依存が無くなる。
⑦究極的には、大事なのは人の『意識』の方であり、ツール(お守りや石)はあくまでも補助である。
⑧自転車の補助輪が要らなくなる時がくるように、やがて人類も外部への依存を減らしていくだろう。
こういうことを言うと、へんなツッコミを入れてくる人もいる。
外にゼンゼン依存しないってことはぁ、ゴハン食べなくてすむんですかぁ?
水も飲まないでOKなんですかぁ? 空気吸わなくていいんですかぁ?
……これは、見当違いの揚げ足取りである。
私たちがこの世界に来た前提を、思い出してほしい。
●完全な存在が、退屈なので不完全を体験しにきた。
様々なゲーム設定を、この世界にほどこした。
(物理法則。空気ないと死ぬ。高いところから落ちると死ぬ。食べないと死ぬ。寿命で死ぬなど)
ゲームは、ルールを無視すると何も面白くない。
だから、三次元キャラである以上、覚醒しても出来ることは一定の拘束を受ける。
だから、私は空気必要です。
水、要ります。御飯、食べます。
でも、それは弱さではない。
それを楽しみに来ているんです。この世界に。
それらまでも超越するというなら、確かにすごいですけど、この世にいる意味あまりないような……
話には、聞く。ほとんど食べ物を食べずに生き続けている人。睡眠をほとんどとらずに済む人。インドあたりに、いるようだ。(もちろん、私が知らないだけで、他にもいるのだろう)
その人は、その人。
私は、私。
何がいい、悪いではない。
余談ではあるが、食べないと死ぬ・寿命で死ぬ、というのはどうも絶対ではないようだ。これは、意識覚醒レベル (これも幻想よ!)によっては、死なないようだ。
死の問題も、実は思い込みが犯人だ、ということに気付く人が増えていると言う。
今回は、質問されたので、事細かに答えてみたが。
まぁ、知識程度にとどめておいてください。
特に、覚醒者と一般の違いのところには目くじらたてないでください。
どっちだって、いいじゃありませんか。
価値判断しないでください。エゴにそそのかされないでください。
「今、あるがまま」 が最高なのです。他者と比べて自分はどう、はワナです。
パワースポットすげぇ! パワースポット万歳!
精霊エネルギー、感謝!
……でいいのです。
スーパー戦隊ものに必ず登場する、巨大ロボット。
物語の前半は、だいたいシンプルな、基本的なロボットが出てくる。
しかし、これはこの手の子ども番組のお約束事であるが、敵もパワーアップして、今までの戦力のままでは勝てなくなってくる。そこで、ロボットもどこからかパワーアップするパーツや、別のロボが登場して合体し、さらに巨大化する、ということがある。
物語も後半戦になると、もう最初からだいたいこのパワーアップ形態で出てくる。
だって、強いから! 最初からその形態で戦うほうが、効率がいいから。
初期のころのシンプル形態で戦うことは、まずない。
パワースポット問題も、これと同じ。
スーパー戦隊の物語の初期のロボットが、ふつうの人の状態である。そして根源のソースとつながった状態が、後期のパワーアップロボの状態だと考えてほしい。
だから、実際にパワースポットや精霊エネルギーやお守りやパワーストーンに力はあるのだが、自分がそれ以上のパワーとダイレクトにつながっていると分かるので、頼らなくて良くなる。
頼るべき段階では、感謝してお世話になるといい。
自分がすべてだと分かった時は、感謝して卒業し、手放せばよい。
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