第7話:焼けるオーク
今まさにナナ=ビュランの頭頂部目がけて大きな棍棒が振り下ろされそうとしていた時、皆の後方で震え上がっていた男が勇気を振り絞り、ナナ=ビュランを救うべく、その身に喝を入れて動き出す。
「ナナ、危ないッス!」
シャトゥ=ツナーが左手に持っていた盾を放り投げ、腰の左側に佩いた
自分の渾身の一撃を受け止められて、
唯一の武器を失った
ナナ=ビュランの右手に構える
切り裂かれた腹からは
「これでトドメッス!」
シャトゥ=ツナーはいくら自分たちに襲ってきた
それでもなお、真っ赤な炎は
「ふぅ……。こんなもんかみゃー。
警護隊のリーダーであるネーコ=オッスゥがまだ息がある
ナナ=ビュランはその光景を見て、何だか嫌な気分になってしまう。そこまでしなくても良いのではないか? とさえ思ってしまうが、
『
ヒト型種族と
その証拠に、2つ目の村でナナ=ビュランたち一行が宿泊し、次の日に3つ目の村に向かう途中でまたしても、
「ったく……。なんでこんなに
「ナナ、すごいッスね……。俺っちは逆に焼肉を見たら、吐き気をもよおしそうッス……」
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