私はハルを探した。

「ハルどこに行ったんだろう。」

「ハルさんをお探しですか。」

「ハルどこにいるか知っているのえっと…スペース。」

「私をどう呼ぶのか好きにして構いませんが、空間をただ英語にしただってってどうかと思いますよ。私は知りませんが、空間を使えば、見つけ出すことは可能です。」

「えっと、信じるだっけ。何処にいるか教えて下さいだと、願いなんだよね…うーん。」

「そのうち慣れますよ。」

「まあ今は、ハルを探さないと。」


私はモール内のスーパーを出てショッピングモールを散策し始めた。この店は初めて来るのでハルがどんな店があるのかわからないからハルがきそうな服や食べそうな食物を売っている店を手当たり次第見て回ることにした。大体みてまわり終えた頃、ショッピングモールは閉店となる深夜12時を廻っていた。ハルがトイレ行ってから2時間半は経過していた。私は閉店となったので外に出た。


「可笑しいな。ハルなんでいないんだろう。」

「私に言ってますか。」

「そうだよ。独り言のようには聞こえないでしょ。」

「私に聞かれても私自身に力は有りませんので、なんとも言えないです。」

「信じるだっけ。いまいち良く分からないよ。」

「慣れるまでは仕方ないです。私に力はありませんがスマートフォンを見てみてはどうでしょう。先程から数回なってましたよ。」

「それ早く言ってよ。」

「なぜ私が怒られなくてはならいのでしょうか。」


私はスペース(仮)に言われてスマートフォンを見た。数回電話履歴があり、1回だけ留守電になっていた。今から一時間ほど前だ。私はメッセージを流してみた。

「お前どこに行く。」

「サヤカ、助け、きゃぁ。」


ハルに何かあったらしい。


「こ、これどういうこと…誘拐。」

「どうやらそのようですね。」

「ど、どうしよう。」

「まずは落ち着き…。」

「落ち着いていられないよ。」

「ですよね。」

「誘拐、男の声。もしかして数人いるのかな。警察に通報、いや、ますどこにいるか。」

「緊急事態なので、私が手伝ってあけます。私がハルさんを助けられると信じますか。」

「いきなり言われても…。助けて欲しいよ。」

「欲しいではなく信じるです。」

「うん、信じる。スペースならきっと出来る。」


お前なら絶対できるって言う熱血教師みたいな感じになったとおもった。


「私の名前結局スペースなんですね。まだ足りませんがいいでしょう。あなた様のお体をお借りします。」

「えっなんで。」

「私はあなたの空間なので物体がないんです。では緊急事態なので拝借させてもらいます。」

「ちょっとま…」


私が言い切る前に私は意識を失った。そして目が覚めた。


「あれ、何だこの感じ。」

「お気づきになられましたか。今アジトらしき建物の前のビルの影にいます。もうトイレの件から3時間半は経ってます。」

「どうやって場所を知ったの。」

「私空間の力を使いこの場所を特定しました。そのうち貴方様も使えますよ。なんせあなた様の力なのですから。」


私の力か。にしても時間かかったんだな。気を失ってから1時間かかっているんだし。


「私はあなたの空間なので思っている事は筒抜けです。1時間かかってここを特定したのではなく、1時間程周囲の安全を確認していたんです。特定したのはあなた様が気絶してから数秒後です。」


そうだったんだ。特定するのかなり速いな。私もこの力使えるのかと思うとワクワクしてくるな。


「周囲の安全は確認できましたので突入します。」

「何もなしに突入するの。警察は。」

「待っていたらハルさん殺されますよ。私は空間の時空反作用により未来を見る事が出来ます。ハルさんが殺されるのは今から約20分後です。その前に助けます。」


空間の力は時空さえも見る事が出来るって。そんなことよりも早く助けないと。


「わかった。全てスペースに任せる。私の体を使ってハルを救い出して、いや、救い出せ。」

「御意。ではまずは、他人から私が認識されない。」

「えっ。」

「これが空間の使い方です。自分が何であるかを信じればそれは力になります。ハルの居場所近くに移動できる。」


すると風景が、建物のなかに変わった。なぜハルの居場所にしなかったのだろうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私だけの認識世界〜 Episode ×××〜 梨聖 輝瑠杜 @Killmessiah

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画