もうひとつのメルヘン
秋の夜は はるか彼方に、
それに空の青が
少しばかり映っているのでありました。
優しい色の風が歌っては、
湖は深くなるばかりで、空の青も
一層深くなるのでありました。
さて風の上に、一人の少年が立ち、
にっこり笑うと
やがてその少年がいなくなると、
今まで影すらも見えなかった、虹の都が
湖に光を落としているのでありました。
『ひとつのメルヘン』によせて
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
高校の現国の教科書に、中原中也の『ひとつのメルヘン』が載っていた。
ある日の授業で感想文を書くよう言われ、私が提出したのが、この作品。
だがしかし――
コレは、どうみても、感想文では……ない(滝汗)。
トンデモナイ生徒であった。留年はしなかった。先生、ありがとう。
平成以降の高校の教科書には、どんな詩が載ってるのだろう。
やはり、宮沢賢治だろうか。
それとも、茨木のり子だろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます