異世界転移 62話目
「よし、それじゃあいただきます!」
「「いただいて下さい!」」
「違うでしょ! あなた達は冒険者になるんでしょ!?」
「2人とも楽な道を選びましたね……」
現在俺は夜の食堂、主寝室に来ていた。
何故ならもちろん寝るためだ!
朝まで起きてるけどな!
そしてそこにはミラーナとクリスにカリーナとシリヤも居たりする。
屋敷に入ってマックスとクラーラにライナー、アンナとも再会したカリーナとシリヤは涙を流して再開を喜んだ。
特にクラーラは母親同士も親友だったのと、母親3人が代わる代わる子供達の面倒をみていたのでワンワン泣いて抱きあっていた。
その後、食事を取り風呂に入ったあと、一休みしようと休まない寝室に入ったら何故か4人居て言い争っていたのだが、俺が入室するとカリーナとシリヤは下着をチラ見せしながら夜伽に来ましたと言った。
正直、服はそんなに綺麗じゃないし、下着はヤボったくてクリスやミラーナが着けている下着とは比べ物にならない。
だが、これはこれで良いものだ、キ○リア閣下に届けても良いぐらいに!
なんか不幸な少女達を金と権力で好きなようにしているような背徳感が有るんだよな?
いやまぁ、2人とも家族がみんな死んでたりで不幸なんだけどさ、それでそんな2人が顔を赤くして恥ずかしがりながら下着をチラ見せして誘惑してくる姿を見て俺は考えた。
正妻は文句なしでミラーナだが、実質的にフェルデンロット家の裏方を支配するのはクリスだ、家宰はマックスだし、母親のクラーラは現在の屋敷の家事などを任されている。
ライナーはライナーだが、アンナはマスコットとして執事やメイドに可愛がられている。
うん、無いな。
ミラーナとクリスはともかく下手するとクラーラとマックスを敵に回す危険がある。
何故ならクリス達3人は姉妹で例えると、カリーナが長女でシリヤが次女、クリスが三女といった関係だったらしい、つまりこの2人に手を出すとクリスの序列が下がる危険が有るからだ。
なんにしろそんな事を考慮した結果が冒頭の俺の発言だった。
……あれ? 美味しくいただこうとしてねぇか?
うーむ、まぁ美少女なのは間違いないんで、美味しくいただくとしよ痛でぇ!?
「ご主人様、変なことを考えてませんか?」
いつの間にか隣に来ていたクリスにおもいっきりつねられた! 怖いし痛い! 誰か助けてくれ!
あ、ミラーナ……ダメだ、笑ってて助ける気がないようだ!
「分かった、クリス分かったから……クリスから美味しくいただくから!」
「……え?」
俺の言葉にキョトンとするクリス、俺はそんなクリスに覆い被さるとキスをする、それはもうあっちこっちに!
「ず、ずるいわよクリス!」
それを見たミラーナも慌てて俺に抱きついてくる、そんなミラーナも抱き寄せるとキスをしまくって服を脱がしていく。
「わ! わ! わ!」
「お? おお? おおお!?」
そして服を脱いで事を始めると、カリーナは目を見開き真っ赤になりながらもガン見してきていて、シリヤは冷静そうにしているが、やっぱり真っ赤になって凝視してきている。
そして小一時間が経って―――
「ふぅ……さぁ、2人の番だ、おいで?」
「「……え?」」
クリスとミラーナが気絶したので、リンゴかトマトみたく真っ赤になったカリーナとシリヤにそう言ってベッドの上に来るように言う、すると2人は顔を見合わせてからケンに言うのだった。
「「キャンセルでお願いします!」」
「嫌です。」
「え? いやちょっとそんな……でか!? あんなのがクリスの中に!?」
「腕をつかまないでください、いや、本当に引っ張らないで下さい! ひ!? それに当たってますから!?」
「いやぁ~デカイだなんて褒められてもナニも出ないぞ? それとシリヤ、当たってるんじゃない当ててるんだよ。」
「おっさんか!?」
「いや、当てないで下さい!」
「まぁ、いいからいいから。」
「「きゃあぁぁぁ~」」
3人の情事を見て身が引けたのか、カリーナとシリヤはキャンセルして逃げようとしたがベッドに引き上げられてしまう。
この超キングサイズのベッドはケンが万が一を考えて購入した、やたらとデカイベッドだった。
何にしろそんなベッドに引き上げられた2人はキッとケンをにらむと、抵抗を始める。
「こ、この! 私達だって冒険者になるために訓練をしてきたんだから! ……って、あれ? 私の服は?」
「カリーナ、そっちの腕を押さえて! ……いつの間に私達の服を脱がしたんですか!?」
「いいからいいから。」
「ちょ、本当に、ヒン!」
「あ、ち、乳首を、アン!」
「……いただきまーす。」
「「ひゃあぁぁぁ!?」」
ケンに関節を極めようとしたカリーナとシリヤだったが、高ランクで英雄と言われるケンの関節を取れるわけもなく、逆にいつの間にか2人は素っ裸にされてしまっていた。
そして―――
「「あ!? ああぁぁぁ……!」」
こうしてカリーナとシリヤも、美味しくいただかれてしまったのだった!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます