《カクヨム版のためのあとがき》


 ご閲読ありがとうございます。この作品は現存しない個人ホームページに書き下ろしとして発表した長編小説の改訂版です。

 あまり哲学だの主張だのはなくて、一頃こうじていたのなせるわざ――ただそれだけ、といったおもむきです。

 初稿を書き下ろしたときは、当時親しかった人にコミカライズしてもらえたらいいなぁと考えて、相手の好みに寄せようとしていた気がします。結局、その話は棚上げになってそれっきりなので、もういいや(笑)と思い直し、無駄な叙述を削りました。が、不自然な切れ目が出来てしまったため、を加えて全体を整え、カクヨム版/Romancer(縦書き)版のお披露目と相成りました。


 これでやっと作者の手を離れたかな……?



【うっすらと関連性がありそうな掌編のご案内】

 「鱗片」    https://kakuyomu.jp/works/1177354054891301276

 「惜別」    https://kakuyomu.jp/works/1177354054891301224

 「エニドリオン」https://kakuyomu.jp/works/1177354054921608082

 「わたがみ」    https://kakuyomu.jp/works/16816452219319772243


*縦書き版はRomancer『金波銀波』にて無料でお読みいただけます。

 https://romancer.voyager.co.jp/?p=114859&post_type=rmcposts

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金波銀波 深川夏眠 @fukagawanatsumi

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