第78話 苦手なぐいぐい系
私は動物好きではないが、
猫を飼うようになってから
動物の特集をするテレビを見るようになった。
動物の赤ちゃんとはなんと可愛いものだろう。もう、孫を見るお婆ちゃんのような気持ちになる。
昨日、テレビで、捨てられた子猫が通りかかった人にすりより、助けてもらうという場面を見て、「良かった、、可愛いね、子猫。頑張って助けを求めたんだね、頑張ったね、偉いね、良い子だよ」と涙を流す私の向かいで、
あの人が
「ぅぇ〜、オレだったら嫌だな〜
あんなにぐいぐい来られたら引いちゃ〜う
なんの病気もってるか、わかんないし〜」
だ と よ。
「あのぉ〜 猫の話しですよね。」
「そーだよ。 イヤじゃん、ぐいぐい系」
うちの猫もけっこうぐいぐい来ますけどね。
あんたけっこうでれでれしていますけどね。
っていうか、非情か。
おまえには情がないのかっ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます