第58話 殺意
私は、夕飯の準備をしながら、今日の出来事を報告します。
「今日さぁ、昼に歯医者だったんだけど、なんか神経に近いところまで削りました、、とかで、麻酔切れてから、なんか歯が痛くなってきてんのー。」
「え〜、大丈夫ぅ〜」
「うん、、ごはん食べてから薬飲もうと思う、夜に痛くなるの嫌だからさー」
歯の痛みを心配して「大丈夫ぅ?」と言ってくれる家族がいるって、幸せなことだよね。
最近、そんなことを思うのです。ステイホームのおかげでしょうか、、。
♪今日という 1日が
終わる時に そばに いるね
んふふーふ、ん〜ふふふふぅ〜
んふふーふふふふふふ〜(鼻歌)
ドリカムの優しいメロディーが私の心に流れます。
さて、夕飯がテーブルに並びましたよ。
座って食べましょう。
いただきまーす。
ぇ?
「ねー、私さあ、『歯が痛い』って言ったよね!」何これ? 殺す気?
キンキンに冷えた氷水が用意されてるんですけどっ!!!!!?
何故今日にかぎって?
あんた私を殺す気なの????
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます