第114話 話しは飛ぶが、齢九二歳の昭和の昔話……。(16)
「そんな物々しい時代だったからなぁ~。一家の大黒柱。主人。夫は。今の令和の時代のように、自分自身の欲しい物。買い物をする物を見る。見定める為に。自分自身の女房や子供を置き、放置して離れるような事はしなかったぞ。自分の嫁や子を人攫い。外敵から守らんといけないような時代だったからなぁ~。儂等の若い頃は……」と。
まあ、何とも恐ろしいと、いうか? 時代錯誤? 本当にそんな恐ろしいことが。この治安国家──。大変に平和な日本……。
そう、今の平和な令和の時代の日本からは想像もつかないようなこと……。
特にこの日の本は、他国の人達も羨むような大変に治安の良い国だ。
そんな世界でもトップクラスの治安体制を誇る日本の過去──。昔の昔話のような時代に。そんな恐ろしいこと。出来事と言う奴が日常茶飯事では無いにしろ。日常で起きていた等、今の平和な令和な時代からは創造がつきにくい。と、いうか? 大変に想像しがたい。
だから家のおじさんは、隣で販売をする昭和一桁産まれの御老体へと問いかけるのだよ。
こんな感じでね。
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