メディア改革その18
ひだまりの国の若手官僚たちがメディアについての相談をコウメイやバグダに要請したため、再度コウメイとバグダが提案した「メディアの監視、保護、スパイ防止法」の三点について話し合いが行われました。
前と違うのは、メディア関係者の多くから、行政官僚たちに「泣きの支援」を要請されたことです。
一言で言えば、「何でもしますから助けてください!」ということです。
安全で快適で、ひだまりを悪く言うか、ガチスやデンゲルを褒めていればお金や他の分野で良い思いを出来るボーナスステージは終わった!という事実をようやくメディア関係者も若手官僚たちも理解したということです。
意見を求められたコウメイとバグダ、まるで事前の準備をしていたかのような息のあったタイミングで!
「この機会に一気にメディア改革を完遂しましょう、ここで妥協したら後々までひだまりの国に禍根を残すことになります!!!」
彼らの説明によると、命の危険にさらされ弱りきった状態で行政府を頼ったメディアを改革するのはこの機会しかない!なにしろいままでひだまりの耳目として国民を惑わしてきたのは他でもないメディアなのだから!!
ということでした。
島津日新公いろは歌にも表現された注意事項!
「盗人は耳目を通して来る!」
まさにひだまりのメディアこそが情報と富を盗み、ガチスやデンゲルに貢いできたのです!
その行いを止めさせ、正常な耳目とする絶好の、そして唯一の機会が今回のタイミングです。
今回は前回と違い、はっきりとコウメイとバグダは熱意をもって説明しました。
長い静寂を経て、会議の中の空気は落ち着きを取り戻してきました。
少し前に話し合いをしたときにははるか遠い実現不可能と思われたメディア改革の具体的提案、それがあれよあれよという間に風の流れが変わりました。
そしてそれは一つの意思として会議に参加した人々の総意となります。
彼らの言葉を聞き、メディアの泣き言を散々聞いてきた若手官僚たちは決意します。
「メディアの監視、保護、スパイ防止法」の早期制定と実施をはかること!
次回は上記3点の説明回となります。
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