メディア改革その9
ガチスやデンゲルに固く従い、ひだまりの民を見下し、バカににし、情報を支配し続けてきたメディア界、彼らは自らの過ちを認めることに鈍く、自分を変革させるのが苦手な人種でした。
テレビや新聞でさんざん改革や反省や責任を声高に要求していた彼らですが、肝心の本人たちはその点がてんでダメでした。
しかしガチスやデンゲルからの権力も資金ももはや当てにできず、情報による洗脳もひだまりの民の覚醒によってもはや通用しません。
そして、ひだまりの官民ともに彼らを敵視する中、ついにメディア界も大きく二つの勢力に分かれました。
新しい勢力として登場したのは、かつての仲間を裏切り、ガチスやデンゲルへの癒着を暴露することで自らは世論や勝ち組となったひだまりの行政府に媚びる集団でした。
もともと、メディア界の人材に志のある者は少数でした。
しかし、志はなくても勝馬に乗ることについては目ざとい人間は多くいました。
ここでのポイントですが、この裏切り者たちのほとんどはかつてガチスやデンゲルにしっぽを振り、ひだまりの民を馬鹿にしてきた連中です。
しかし、こうした人々は目先の損得で動く存在であり、ガチスやデンゲルに忠誠を誓っていたわけではありません。
うま味がなくなれば、今までのいきさつを無視して平気で寝返ることが出来るのです。
こうして、大きく見ればメディア界は2つ、ガチス、デンゲル派とひだまり派に分かれ、ますますひだまり派が大きく優勢になりました。
しかし、同時にそれは、勇気をもってガチスやデンゲルを離れ、メディアの改革の風に早めに乗った爽やかな改革派と、今まで説明した単に旗を変えただけで中身は昔の腐敗したメディアの残党との混合という形になります。
ガチスやデンゲルがますます弱くなることに歓迎をしていたコウメイたちもこの汚水のような連中をそのままにするのはさすがにひだまりの将来の為にならないと警戒していました。
そして、この汚水のような寝返り者たちをけん制するため、コウメイとバグダという二人の曲者は対策を打つことにしました。
その対策については次回紹介します。
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