猟犬を生かしてうさぎも残る その10
ある会議室、表向きの集まりの名目は「〇×△アイドル研究会」その会議室の中をのぞくと、背広の男性、ジャケットを着たカジュアルな若者、スーツを着た女性もいればラフな格好をしたオタクっぽい男女もいて、まとまりのない集団でした。
その集まりの中にはヒキコモリーヌと久々登場、コウメイ、そしてデンゲル人テレスもいました。
実は彼らは大げさな事ではなく国家の一大事について話し合うために集まったひだまりの「志士」たちでした。 (なお女傑も多くいる模様)
背広やスーツを着た連中は外務、総務、防衛、財務など若きエリート官僚たちの集まりであり、民間人の参加者はSNSなどにおいて重要な役割と信頼を築いた人々でした。
デンゲル人たちの中にはメディア関係者が多く参加し、ひだまりのメディア関係者と和気あいあいに話をしていました。
ここでは情報交換が行われましたが、その中でも外務、防衛、総務の分野の官僚が重要な情報をリークしました。
まず、総務官僚がSNSにおけるガチス、デンゲル側の官僚に対するアプローチについて話しました。
彼らが自分たちに都合の悪い発言を削除、法的手段を取るように具体的な形での要求を突き付けてきた話です。
しかし、これによって彼らの手の内が明らかになり、どの表現がアウトでどの表現がセーフかがある程度はっきり見えてきたことを報告しました。
この情報とデンゲル人テレスたちの情報網による裏付けでかなり鮮明に相手の手の内を知り、対策を打つことが出来ました。
後はヒキコモリーヌと民間のSNS戦参加者がふさわしい仕方で情報を拡散することで今までのように発言が削除されたり、面倒な法廷闘争に巻き込まれずに、自信をもって情報を書き込むことが可能になりました!
また、ガチス側のさらなる圧力の増加により、彼らが追い込まれていること、デンゲル派の方は混乱していて隙が大きいこともこの一連の話で理解することが出来ました。
ここ最近の騒動で一番動揺しているのはメディアであることもこの参加者たちが共有した大きな情報でした。
弱い所を攻めるのは戦の常道です。
ただし、SNSの規制に引っかかる罵声ではなく、かつ丼作戦と天ぷら作戦でじっくり料理するのが良いと言う確認もこの時同時になされました。
会議の話はまだまだ続きます。
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