テレビ放映戦国大名総選挙その78 織田信長
小泉元総理大臣、かつて織田信長のようだとメディアなどで報道され、国民の人気も高かった人物です。
その息子である小泉進次郎さんが環境大臣として、エコバックの促進に加えてプラスチック製のスプーンなどについて規制をすることを発表しました。
この話を起点にこれからいろいろ話します。
ただ、その前にいくつか前提というか読者の皆様にご了承していただきたいことがあります。
一つは私自身は以前からマイバックを使っていて、プラスチックスプーンも受け取らなかったのでこの政策については特に影響がないこと。
二つ目に環境問題そのものには深い関心はないものの、この方針そのものの方向性について反対の意志はないこと。
三つ目は彼および彼の所属政党にたいしていままで個人的に特別な応援も、また熱烈な反対もしていないこと。(これは他の与野党についてもほぼ同じです)
四つめに、この章を書く動機は今の政府および関係者に歴史から考察して今後の政治を良くしてほしいと願う気持ちであること。
どのような政治体制であっても長期的かつ末期の政権には次のような症状が多く現れます。
1、法律の数が多くなり煩雑となる。
守らせる方は行政コストの増大と一つ一つの法律の価値や順法率が下がり有名無実化する例もでてくる。
2、行政コストの増大に伴い、税金や賦役の負担が高まり民の不満がたまる。
3,やたらと小手先の法律をいじくり、また罰則を与えるため治安が悪くなり民の政府に対する信頼度が揺らぎ独立と反抗の機運が高まる。
4、新しくて荒唐無稽(おとぎばなし)な話や新興宗教が流行し、既存の組織との間で争いが起きる。
5、時の権力者や上級国民、特権階級に対する憎悪が蔓延して行政及び治安維持組織が解体され、地元の新組織に移行する。
6,外国であれば革命、日本でも政権交代や政変が起きて既存の体制側の人員が処理される。
もちろん、エコバックやスプーンの負担は金額としても労役としても大したことはないのでこれでどうこうというつもりはありません。
ただ、上級国民の皆様にほとんど影響しない庶民の生活にばかり労役や税負担を強いることを当たり前のように行えば、当然庶民はそれを見て不満を溜めるのは間違いありません。
もし、このマイバックやプラスチックスプーンが大事なことであり、撤回しないというのであれば、代わりに税金による負担の軽減、上級層に対しても相応の環境的法律の整備(例えば環境税という名目の議員報酬の削減)。
また、庶民に対する法律の簡素化や廃止といったバランスを取るための政策も一緒に検討、実施することをお勧めします。
長くなりましたので、続きは後の章で。
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