さて、栄えある戦国大名総選挙第一位は、ジャーン【織田信長】です。

実は私、あまり織田信長のファンというわけではないです。（笑）

ただし、織田信長との付き合いはとても長いと自負しております。

恐らく読者の多くが知らないか知っていても忘れかけていると思いますが、かつて光栄というゲーム会社がありました。

そこが開発したカセットレコーダーに入ったゲームこそ、初代「信長の野望」という作品です。

私のカクヨムのランキングのように、当時軒並み売れていたRPG（ロールプレイングゲーム）を横目に見ながら、ランキングの表示限界の３０位前後を行ったり来たりしているマイナーなゲームでした。

もちろんこの「信長の野望」以前から織田信長は人気がとても高く、坂本龍馬と並び日本史の人気人物１位と２位を独占した状態でした。

ただし、坂本龍馬や他の歴史人物が書籍や大河ドラマなどで扱われる時とそうでない時で順位が変動することが多かったのに対して、この織田信長は常に戦国時代でも日本史全体を通しても人気が落ちることはありませんでした。

この絶大な人気が陰ることなくこの令和の時代まで続いている大きな要因はこの「信長の野望」というゲームとそれをプレイした人々の支持にあると私は見ています。

そして、織田信長の最大の魅力はその革新性だと思います。

以前取り上げた徳川家康や豊臣秀吉もある分野では信長より優秀な面もありましたが、革新的という点では明らかに信長に軍配が上がります。

革新性とは別の表現をするなら、未来を切り開く可能性とでもいうのでしょうか。

皆様ご存じの通り信長は志半ばで本能寺の変により命を落としました。

これは英雄願望あるあるなのですが、もし彼が生き残っていたらその後どのような歩みをしたか、というのはとても興味を引く、あるいはロマンを感じるもしもなのでしょう。

蛇足ですが織田信長は享年４９歳、武田信玄は５３歳と実はそれほど違いはありません。

織田信長は人気の点では昭和から今日まで安定かつ不動の地位を誇っていましたが、その人間像についてはやはり時代と共に変化していきました。

次の章では、まず織田信長の昭和のイメージを片っ端から羅列していくことから始めたいと思います。

どうぞお楽しみに。

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