テレビ放映戦国大名総選挙その44 武田信玄

孫子ではありませんが、兵法の言葉の中で「遠交近攻」というのがあります。

武田信玄の場合地政学上初めに隣国の今川や北条と同盟を結ぶ必要性があったため、この遠くを味方にして近くを攻めるということが難しい状態でした。


後日、上杉謙信を相手にしたときに越後の内部や隣国に対して工作を行いある程度成功をおさめました。


また、後日信長包囲網という形で毛利のような遠くの大名や本願寺、浅井朝倉などとも手を組むということもしています。


しかし、足並みがそろわなかったようで信玄自身あまり手ごたえを感じていなかったようです。


やることはやっているのですが、いままで紹介した信玄のギリギリの綱渡りの状態でも成功をおさめた軍略と比較すると、この「遠交近攻」は不完全だったのではないかと個人的には感じます。、(まあ今までが相当難易度の高い課題をクリアしているのでここまで望むのは酷かもしれませんが)


さて、話を現代に戻しますが、私は九州戦国大河はかつての武田信玄のように武田、今川、北条の三国同盟のように島津、大友、竜造寺のそれぞれゆかりの地が強く手を組んで大河ドラマに取り組むのが重要だとここでも提唱したいと思います。


そして、今の甲信越地方の大河ドラマのノウハウや歴史を学んで、諸問題を解決していくべきとも思います。


それに加えて、遠交近攻の方針で他の大河ドラマ誘致の地とも大きな負担にならない方法でよしみを通じておくことが大事だと思います。


これは、前の章で述べたオリンピックのような単発イベントという外すとリスクが大きいものではなく、むしろ国体や高校野球のような連続物のコンテンツとして活用することで、大河ドラマの賞味期限を延ばすことが出来るという狙いがあります。


とにかく、大河ドラマをもう一度国民的コンテンツにする。

そのためには単発のイベントではなく全国どこでも舞台になり、しかも舞台となった土地がその年はもちろん、少しでも長く観光地としてのノウハウを吸収して魅力的な土地としてレベルアップする仕組みを構築します。


そして、他のすべての都道府県が長い期間を見据えて、バックアップする体制を作れば、大河ドラマの視聴率の底上げにも必ず貢献します。


結論としては国体、あるいは移動甲子園みたいな感じで大河ドラマをもう一度国民的ドラマにする、大変かもしれませんがやってみる価値はあると思います。




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