フウイの九州大河20年構想

フウイは大河ドラマに関してある構想をもっていました。

それは「九州大河20年構想」です。

彼の頭の中では次のような未来を描いていました。


まず、可能なら2023年に島津義弘を主人公とする戦国島津の大河ドラマ化を実現する。

それから4~5年サイクルで九州の人物で大河ドラマが出来るという前提で九州各地が一致団結して協力するというものでした。


フウイ曰く「戦国時代であれば立花宗茂、大友宗麟加藤清正、鍋島親子、伊東家二代幕末であれば鍋島家をモチーフにすれば十分20年は持つ」という計算でした。

それと同時に年に一度ぐらいをめどに九州のとある場所1か所で戦国合戦演武をきかくしたらと考えていました。


つまり、祭りの目玉に九州各地のエキストラを集めて合戦のロケーションをし、それを大河ドラマで使用するという一石二鳥のアイデアです。

地元の負担が大きいこの手のイベントですが、目玉としては十分ですし、各地の交流やアイデア交換、ノウハウの伝承などメリットは沢山あります。


九州連合で大河ドラマを誘致するわけですから今までよりもメッセージ性は高く、次は自分のところに来るという期待感がモチベーションの維持につながります。


また、ドラマの筋書き次第であれば、かつて主役だった地域もライバルとして再登場が出来るわけですから、観光資源の寿命や効率化にとって良い影響があると言えます。


とにかく、ウィルス騒動はいずれ収まると考えれば、次は観光について考えるのが地方の経済の主な課題になります。

いまから準備してちょうどよいタイミングになるかもしれません。


ただ、単発的に一地方一年大河というサイクルではなく周りを巻き込んでより多くのアイデアや人材や観光資源を開発し、平時においてはそれを地元の内需振興のブレーンとして利用すれば、効率的で魅力的な地方自治のひな型が出来るかも知れません。


フウイ個人は観光で力と知恵を蓄えて、ゆくゆくは内需にそのエネルギーを転換するのが理想であると考えていました。

長年、地方創生は率直に言ってうまくいきませんでした。


しかし、今は日本の賃金も海外と比べ相対的に下がり、観光資源は豊富にあり、自信喪失している現状を変えて自分と将来の世代の為に頑張れば何とか巻き返すことが出来る環境なのではと思います。


とりわけ若い皆さん、皆さんの頑張りが暗くて変わらない未来を大きく可能性のある現実に引き寄せる可能性はあります。

どうか日常の生活のため、余裕がないとは思いますが、未来の為にこうしたアイデアもあり、協力や参加をお願いしたい人間がいることは知っておいてくださいね。





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