第272話 SNS新しい展開

さて、フウイは慎重にツイッターを見ていました。

2日かけて相手(島津様)※のツイートを見て、暗い話題が多いと判断するとフォローするのはまだ早いと判断して自重しました。


その後、島津様が明るい話題や冗談的な内容をツイートした時、この時と思いフォローしてみました。

そして、様子を見ることにしました。


そして二日経ちました。

その間フウイはいろいろと考えていて、ある意味混乱していました。

もしスルーされたら、あるいはブロックされたらどうしようか、ある意味ラブレターを渡した少年にも似た心境でした。(そこBL言わない!)


するとツイッターのお知らせでフォロワーの知らせと精悍な若武者のアイコンが表示されました。

フウイは心の底から安堵したのでした。


その後は順調でした。

たまたま、江戸時代の話題を島津様が扱い、その時に都城島津について質問をしました。


内容は島津宗家が島津の分家に対して苗字の付け方と家紋の扱いについて通達した時都城島津家がどのように影響を受けたかというものでした。


それに対して、いつ、都城のどの当主が、どのように自分と分家の苗字を付けるかにたいして細かい指示が与えられたかを事細やかに教えてくれました。


それにフウイはとても嬉しく思いながら感謝のツイートを返答する、そうしたやり取りもありました。

ちなみに苗字の付け方ですが、都城島津家の人には「久」の字を使う命令が下っていました。


さらに分家の「北郷」(ほんごうと読む)は「資」の字を使う命が下っています。

それと家紋についても十字紋の使用禁止が通達されています。

これは島津宗家と都城島津家を明確に区別するためのようです。


こうして、以前と同じように島津様とのSNSでの繋がりを持つことが出来たフウイは大いに安心したのでした。


※ ここまでの島津様とは島津一族の中の分家の島津様です。

立派な刀を持ったり、家訓が厳しいなどさすが島津家と思わせるエピソードを沢山語っておられます。


そして新たなる島津様が偶然フウイのツイッターに登場します。

それも意外で新鮮な形です。

次回はそのエピソードを紹介します。






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