第252話 フウイのネット対策案(1)
フウイは今回の件を単なる左右のイデオロギー問題とはとらえていませんでした。
こうした訴訟が増えればネットでの言論は自ずと制約がかかり、その結果は左右問わず自由な発言を阻害することになると考えました。
そこで、まず訴訟になる可能性の高い表現をしないように自分に出来る限りの提言をすることにしました。
まず、特定の個人または組織、民族などの表現は避けることです。
ではどうするのか、一番安全なのはそうした話題に触れないことです。
いままで考えた通り、言い方を間違えると逆の思想に染まりしかも選択ができなくなるという恐ろしいリスクを考えた場合よく考えておくべき事柄です。
膨大な数の味方が、トールハンマーか波動砲か、元気玉か今はやりの魔王の根源魔法のようなチートのような魔(法律)使いにせん滅されて、しかもゾンビになって襲い掛かる、まさに地獄です。
そのような事態を避けたいのは当然ではないでしょうか。
次に、安全なのは表現をぼかすことです、つまり誰が、という点では表現を変えて特定できないようにしながら、何をするかについては表現することで訴訟を避けながらメッセージを伝えるという手法です。
ちなみに江戸時代、忠臣蔵をはじめとして、当時の幕府を批判する声は江戸の街にも充満していましたが、そのまま批判するとお縄になります。
そこで、別の時代の人物、例えば室町時代の有名人や架空の人物を持ち出し、しかも
当時の人がこれは、「あの事件、あの政策の批判ね」と分かるように脚本を書いていたようです。
馬鹿正直に書いても恐ろしいことになるのであれば、こうした先人たちの知恵をお借りするという手もあります。
他にもアイデアはありますが、それは次回以降に紹介しましょう。
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