第233話 誘致絶望編4 祭り之介通院す
祭り之介はインターネットで病院を検索していました。
厳密には精神科と心療内科について地元の宮之城市にある病院の中から調べることにしました。
検索すると、病院の評判が書いてありました。
それぞれの病院でいろんな情報が表示されます。
ある病院は、「待ち時間が少なくて通いやすい」、とかまたある病院では「先生がとても良く話を親身に聞いてくれる」といったことが書いてありました。
「受付の看護師がとても親しみやすい」、とか「特定の時間帯は混んでいるから早めに予約した方がいいよ」といった情報もありました。
実は祭り之介は検索する前にフウイに相談していました。
その時フウイがアドバイスしたのは「病院のレビュー(感想の中にはさくら、あるいは身内が書いている場合もあるので良く見極めて鵜呑みにしないように」という内容でした。
初めて祭り之介が行った病院、心療内科は女医さんが院長でした。
ネットの情報でとてもやさしい女医さんということ、と書かれたのが決め手でした。
祭り之介はいろいろ話しましたが、女医さんは困惑しました。
後から分かったことですが、確かにその病院は心療内科なのですが、専門が喫煙の防止やお酒などの中毒、ギャンブルなどが担当でどうも祭り之介の症状とは合わなかったらしいのです。
それで、お互い困惑していましたが、女医さんの方で別の病院を紹介してくれました。
祭り之介はそこで長期の通院をすることになりますが、それは次の章で紹介します。
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