第149話 長期連載予定 島津いろは歌と歴史

最近ある読者様から島津の価値についてとても励まされるコメントをいただきました。

このところ宮崎県、都城の話題や現代の問題について書いていましたが、このコメントのおかげで島津の価値についてあらためて書きたいと思い至りました。


島津はその歴史を鎌倉時代初期まで遡りますが、島津の神髄というべき考え方が定まったのは戦国時代初期の島津日新斎(忠良)の時代と言えます。


なぜかというと、この時期に日新斎が書いたいろは歌が後に彼の子や孫となる島津貴久、義久、義弘、歳久、家久に大きな影響を与え、島津家全体の方針として現在まで引き継がれているからです。


それだけすごい重みのある教えを扱うのは私には荷が重いとも考えましたが、薩摩の人以外にはほとんど知られていないこの教えを多くの人に知ってもらうには私のような素人の方が都合がいい場合もあると思い直しました。


中国の歴史書を読む方なら常識でしょうが、あの当時の中国の名君、名将、名相、知識人は過去の例えや歴史的教訓から自身の方針を決めることが多々ありました。

そこで、島津いろは歌と過去の歴史の出来事を絡めて紹介することで皆様の知識の泉に何かしらお役にたてればと思いました。


もし、お読みになりここは説明が足りないとかここはこんな出来事も紹介したいといった歴史的、理論的注釈がありましたら遠慮なく感想欄に記していただければとてもうれしいです。


わたしもなるべく島津を知らない、あるいは縁が薄い皆様にも伝わりそうな人物や歴史の出来事や例えを紹介して皆様と楽しみたいと思います。


この企画の第一回目は三国志の馬謖と中国戦国時代の趙活、それといろは歌の「い」からスタートです。

ではよろしくご愛読願います。




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