第57話 フウイ致命的失敗

今から約1800年前、中国で三国時代という戦乱の歴史がありました。

そのころ劉備という武将は龐統という軍師を引き連れ長年未開の地とされた山奥の蜀という地方に遠征に行きました。


この時戦局が膠着し、軍の作戦を預かる龐統は焦っていました。

そして普段は切れ者で慎重な彼は大きな失敗を犯してしまいます。

それは敵地の奥深く、自分が知らないテリトリーに進むことでした。


この失敗により、彼はその地を知ったる敵から弓による攻撃を受けついには戦死してしまいました。

この時彼が犯した過ちは2つ。

焦ってしまい慎重さを欠いたこと。


そして自分の知らないところにわざわざ出向きその身を危険にさらしたことでした。

彼を知り己を知れば百戦危うべからず、彼を知らず己を知らざれば、戦うごとに必ずあやうし。


いま、光武帝の軍師の名をハンドルネームにしたフウイはまさに同じ過ちを犯そうとしていました。

先の章で述べた通り彼は正月になる前に情報の飽和攻撃で情報を人々の頭と心に残そうとしていました。


そこまでは良かったのですが、彼はネット空間が敵地であるということをすっかり失念、いやあえて視界から外したのでした。


彼の飽和作戦はネットの法に触れてしまい、警告を受けてしまいました。

彼は一回目の警告で彼なりに注意し、徐行運転したつもりでしたが今度は次の日のほぼ同じ時間に凍結処分を受けました。


これによって彼は小説の宣伝、都城の情報交換、宮崎との交流、鹿児島の島津義弘宣伝活動、ネット民との対話といったほとんどの情報戦を封じられることになりました。


事実上の壊滅的打撃です。

いままでフウイは失敗しないように慎重に行動していたつもりだっただけにこれはショックでした。


後からフウイは回顧します。

じぶんはネットではど素人、兵で例えるならルーキー(新兵)でした。

それなのにネットの最前線で豪傑のようにふるまい軍師としての意識は完全に飛んでいました。


結果として祭り之介やコモロウの可能性を摘みとつてしまいました。

まさに万死に値する所業、返す言葉もないと当時は絶望しました。

彼は凍結を何とか解除しようと3回メールを送りましたが、定型文以外は返事は帰って来ませんでした。


また、かれは別のルートから宣伝活動ができないかいろいろネットで調べましたがそれに見合う物は見つかりませんでした。


正確にいえば代わりにするには閲覧数が少なかったり、評判がよくなかったり、フウイ自身が機械音痴なため、画像や表現力のなさで使いこなせないものなどでした。


結局、かれは失敗を取り戻せずその責任感と絶望から気力をそがれてしまいました。

フウイ、彼はこれからどうなるのか、そして島津義弘大河ドラマ誘致計画の行方は?

それは次回のお話で。




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