第33話 2019年島津発祥祭りについて気づいたこと

祭りのメイン会場神柱公園では車いすの方をはじめ障碍を持つ方が多くおられました。

都城の祭りにしては若い人もいますが、やはり年配の方が多かったです。


私も障碍がありますがこうした皆さんも他に娯楽があるにも関わらずこうした行事に参加することに意義があることに感銘を覚えました。

また以前も触れた障碍者に対する接し方という点でも付き添いの家族の方と仲良くしている様子は心温まるものがあります。


他方大変だなあと思うこともありました。

会場に置かれた椅子がビール入れといいますかケースに入れる箱でした。


昔の発祥祭りでは椅子とテーブル、パラソルなどがあり、パレードで頑張った分他のところにしわ寄せがきているのかなあと切なくなりました。

お店については飲食店がほとんどでご当地グルメが多く褒めてくださった方もいました。


御多分に漏れず、会場で買い物をすると抽選券がもらえ、祭りの後の方で抽選を

していました。

残念ながら筆者は持病のめまいがしたため途中退席しましたが、この地域の祭りは抽選会の時間になるとどこにいたのだろうと思うほどのひとでごった返します。


横浜に長年住んでいた筆者ですがこうしたお祭りの雰囲気はあまり味わったことがありません。

アニメだと大体定番のお店で買い物をするだけですが、こちらの場合結構お店のひとが話したりサービスしたりしてくれるのでサプライズがあります。


誤解ないよう願いますが誰でもというわけではなくある程度気心が知れたりした場合が多いのであくまでサプライズということで、、、、

島津発祥祭りでもう一つ独特の催しがあります。


それはじげんりゅうです。

じげんりゅうといっても野太刀自顕流という独特のもので大きな奇声を上げながら丸太のような木で戦うという他ではみれない流派です。


彼らは激しい訓練をする一方都城を中心とする地域で時に武術を披露します。

とにかく大声を出すのが大事だそうで筆者は声を出すのが苦手で気後れしたことがあります。


見学者には丸太や木刀などを持たせて打ち込みを体験する機会もありますのでよかったら旅の土産にしてもらえればと思います。

祭りの原動力は人の魂です。


盛り上げようと皆が心を一つにすれば盛り上がり、不景気などで人やお金の流通が澱んでしまうと寂しくなります。


もし、以前話した大河ドラマ「篤姫」によって都城の祭りが盛り上がるのであれば大河ドラマ「島津義弘」を行えばその盛り上がりはいかばかりでしょう。

そうなれば、都城(もちろん他の地域もそうですが)の祭りはますます魅力が増し元気になり、それは巡り巡って日本全体を元気にすると筆者は確信しています。



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