第56話 世界災害から3ヶ月
昨日も俺の部屋に香織が来て後ろからゲーム画面を見ていた。先に眠くなってしまった俺は先にベッドで横になって画面を見ていて、代わりに香織がプレイしていた。いつも通りいつの間にか眠ってしまっていた。
「ふぁああ〜……っ!」
大欠伸と背伸びのコンボを決めつつ上体を起こした俺は今日もまた心臓を跳ね上げながら強制的に覚醒させられる。その原因は言わずもがな隣ですやすやと寝息をたてる香織だ。それが原因で今日も寝起きは心臓に悪い。いや、良い。いいや、やっぱ悪い。つまり、良いんだが同時に悪いとも言えるんだよな。
某掲示板に『雑貨屋の香織姫なら俺の隣で寝てるよ』などと書き込もうものなら大炎上間違いなしであろう。いや、炎上するまでもなく相手にもされないか。あり得ないからな。だがしかし現実にあり得てしまっているので、『事実は小説よりも奇なり』と言う言葉の通りだ。とりあえず、自作のベッドがキングサイズでよかった。
「香織ちゃん、おきて〜。もう朝だよ?」
「ぅ〜ん……ぁっ…おはようございます……ッ!」
香織は自分の意思によってここで寝ていたと思うんだが、真っ赤な顔を肌掛け布団で隠している。あっ、もしかしたらどこでも寝られるくらい眠かったのかな。
「またここで寝ちゃったの?」
「えへへ……」
頭をコテンとしながら寝ぼけ眼で口元をムニムニっとさせる香織。あざとい。実にあざといな。本当はその目、わざとネムネムアイにしているんだろう? そうだよね? そうじゃないの? え? ほんとなのか……?
えっと、そういうのは男の前でしちゃいけないんだぞ? 少し慣れた気がするとは言え油断すると俺の心が狼側へコテンっといっちゃいそうだからな。
それから香織が落ち着くのを待って一緒に部屋を出る。
俺と香織が顔を洗ってリビングへ行くともうみんな起きていた。そういえば今日は悠里が起こしに来なかったな。それはつまり、起こされる前に起きることができたということか。俺も成長したものだ。
「あ、二人ともやっと起きてきたね。もうご飯できてるからさっさと食べちゃいなよ」
「へいへーい」
香織と二人で朝食を食べていると何やらリビングの方から視線を感じそちらを見る。すると俺と香織を何やら変な顔をした三人がこちらを見ていた。なんだろう?
チビは物欲しそうな顔でこちらを見ていた。もう二枚目食べたんだろ? まだ食いたいと申すか。よろしい、あとでこっそり肉を焼いてやろう。最近また少し大きくなった気がするし、食べ盛りなのかもしれないしな。できるだけ食べたいだけ食べさせてやりたい。それで太るようなら……そうなった時の事は、未来の俺に丸投げすることにした。
「ごちそうさまでした。さて、今日はSATOに顔を出して、それからどうしようかな」
「今日はSATOに行くの? じゃあこれおじさんたちに持って行ってくれない?」
渡されたのは掌大のコースターみたいなもの。どうやら壁にかけるおしゃれアイテムらしい。
「へー。悠里ってこういうの作れるんだな。そういえばアクセサリーとか小物系作るのが趣味とか以前言ってたよな」
「まぁね。でもアクセサリーは私のじゃただの飾りだから、悠人に株を奪われた感じかな」
「なんかそれはすまんかったな。でも俺のはあんまりデザイン的には……」
「そこくらいは勝たせてもらうよ」
それはそうだろう。俺は素直に負けを認め、せっかくだからと提案する。
「なんか付与しようか? つっても普通の素材すぎて発動したらどのくらい持つかわかんないけど」
「じゃあこれを使って」
悠里はあらかじめ用意されていたかのようにテーブルにおいてあったミスリル鉱石を俺に渡してきた。これはあれか、『ように』じゃないな。確信犯だ。
「最初からそのつもりでしたね? ユウリサン」
「ナンノコトヤラワカリマセンネ、ユウトサン」
「まぁいい。で、何付けたらいいと思う?」
「んー。魔除け的な?」
「ざっくりしてんなー。じゃあログハウスにの屋根につけてるのと似たようなのにしてみるか。できるよね? エアリス」
俺に付与なんて芸当ができると思うてか。その辺はエアリス任せなのだ。
ーー はい。虹星石のストックは十分ですのでそれを取り付けさせていただければ問題ないかと ーー
「虹星石つけてもいいならできるってさ」
「さすがエアリス。じゃあこの辺につけてくれるかな」
「おっけー。じゃああとはエアリスさん任せましたよ!」
ーー お任せください。ミスリル鉱石はミスリル糸にし原型に沿う形で取り付けます。虹星石は壁にかける紐を通す部分にワンポイントとして取り付けます。では作業を開始します ーー
リビングに備え付け状態のtPadにてエアリスが宣言をすると、俺の身体はエアリスの代行により勝手に作業を始める。エアリスが行使する【真言】はとても早口なので何を言っているかまったく聞き取ることができない。これを初めて聴いた時のみんなの反応は『呪文』だったのだが、確かにそう聴こえるかもしれないな。
虹星石を星型に削り、その粉末をミスリル糸に練り込む為に取っておく。
ミスリル鉱石から純ミスリルを生成し粉末を練り込み、それを糸に形態変化させる。その糸は俺の指がなぞったところに追従していき、違和感なく一体化していった。最後に星型となった虹星石を取り付けそこに魔除け—— 地上ではあまり意味のないであろう敵対者を威嚇する効果 ——を付与する。地上にはエッセンスが基本的に無いので星型虹星石に詰め込めるだけのエッセンスを注入しておいた。これでしばらくは持つはずだから、肉を持って行く時にでも補充しておけばいいだろう。
ーー 作業を完了しました。悠里様、いかがでしょう? ーー
「うん、いいね。エアリスありがとう」
ーー 近頃このような作業をしていなかったので、腕が落ちていないか不安でした ーー
「腕が落ちるとかあんの?」
ーー ないとは言い切れません。とはいえ常に最新のワタシにそんなものがあった事は現時点ありませんが ーー
常に最新版らしいが、結構ポンコツな事にエアリス自信は気付いているのだろうか。まぁどうでもいいか。
「ふむ。じゃあとりあえずこれ届ければいいんだな」
「うん、よろしくー」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キッチンシンクで食器を洗いながら悠里は独り言ちる。
「……今度なにかゲーム買ってきてあげよかな」
「ん〜? 悠人君に?」
悠里の独り言に思いもよらぬ返事をしてきたのはさくら。しかも見事に正解していた。
「聞かれちゃまずい独り言だったのかしら?」
「そういうわけでもないけどね。悠人って人からなにか貰うの苦手みたいでね」
「そうなの?」
「貰うと気まずくなるからいらないって言ってたからねー。クリスマスとか誕生日のプレゼントも欲しくないって言ってたなぁ」
「へ〜。それでそれで?」
「あげるのも苦手って言ってたかな。それに案外——」
悠里は以前から悠人と友人関係だ。ただしネット上の。それがダンジョンをキッカケに会う事となり、今ではなぜかダンジョンの中で、同じ建物、ログハウスに住んでいる。悠里としては設備に協力はしたがそれでも“住ませてもらっている”という認識だ。そんな悠人とのやりとりがフラッシュバックする。
「ふ〜ん。良く知ってるのね?」
さくらは少しの嫉妬を覚えた。しかし彼女はそれを嫉妬と認識しておらず、ちょっとモヤっとしたといった感じだ。しかしそんな感情はおくびにも出さない。なぜならさくらは、ログハウスのお姉さん的存在だから。
「会ったのは最近だけどネット上では長いからね」
「知ってるからこそ難しいのね〜」
「そーいうこと」
「それじゃあ、意識されないものをあげるのが良いかもしれないわね」
「例えば?」
意識されないものか、と悠里は思う。安価なもの? それとも日用雑貨みたいなもの? さくらがなんと言うのか気になり少し前のめりになってしまう。
「うふふ〜。そこは自分で考えなきゃね」
さくらはちょっとイジワルをしてみた。とは言ってもただのイジワルではなく、悠里を思っての事だ。きっと悠人は、悠里が自分で考えてくれたプレゼントの方が嬉しいに決まっている。それにサプライズなら受け取る以外の選択肢なんてないと思っているのだから、何をプレゼントするのかは二の次だと思っている。
明確な答えを聞けなかった悠里はしばらく考えていたが、『何が』良いのかはわからないままだ。さくらが淹れてくれた紅茶を飲み終え、それでもまだ何を贈ろうかが決まらない。最終的にヤケになったような答えに行き着くのだが、それが正解なのだ。正確には正解のひとつ、だろうか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺はさっそく自宅へ戻り、冷蔵庫にダンジョン肉を補充、そしてSATOに向かった。
店のドアを開けると、いつも通りカランカラ〜ンと音が鳴る。
「おはようございまーす。御影でーす」
「おっ、悠人君、ちょうどよかった。そろそろ補充してもらおうと思ってたところなんだよ」
前回来た時はいつもよりかなり多めに置いて行ったはずだ。そんなに盛況なのだろうか?
「ほら、ダンジョン肉が安全だってお達しがあっただろう? その後くらいから急にお客さんが増えてね」
「そうなんですかー。それは何よりですね」
「それで、だな。謝らなければならないことがあるんだが」
なんだろうか。改まって前置きされるとなんだかこわい。もう肉はいらんとか言われてしまったら困る、そう思ったが全然違っていた。
「炊き出しの話があったろう? それにうちからも多めに追加で提供したんだが、その後他のところからもいろいろ話が来てしまってね……君から預かっていたこの地域のためのダンジョン肉を、ほとんど提供してしまったんだよ」
「なんだ、そんなことですか。問題ないですよ。むしろちゃんと有効活用してくれてるようでありがとうございます」
実際のところ肉は特定のもの以外腐る程あるからな。保存袋に入れてあるおかげでかなりの長期間放置しても劣化はしないが、それでも腐りそうなほどだ。エアリスがステータス調整ができるため、アイテムのドロップ率をかなり高確率にできているからこそなのだが、これを知られたら妬む人もいるかもしれないと思うと少し怖く感じる。
「いやしかし」
「いいんですよ。俺じゃそんなに捌けませんし」
「ほんと君ってやつは……」
SATO店主、佐藤の中で悠人の株が一部上場を果たした瞬間である。
佐藤は“困っている人のために行動する好青年”という評価も付け加えた。
しかし悠人はと言うと、肉なんて腐る程あるのだ。その程度どうということはないし、むしろ変わらず肉を買い取ってもらえるならそれで良かっただけだ。肉を売るために肉を、見返りを求めず提供する、そんな芸当をダンジョン肉でできるのは、世界中で悠人だけかもしれない。
「そんなことより、ワイバーンステーキ食べました? どうでした?」
「あ! あぁ! あれはすばらしいよ……。希少で味も良い。シャトーブリアン並みかもしれないよ」
「へ〜。あれってそんなにすごそうな感じなんですね」
「しかし店で出す前に家族で消費してしまってね……」
美味いですからね、と同意する。チビにとっても大好物でそれを食べさせておけばご機嫌だったりするし、それほど美味いと感じているのだろう。
「それで、あれはまた手に入らないかな?」
「ありますよ。っていうか今日はそのために狩ってきたので結構あります。10キロくらいでいいですか?」
「そ、そんなに!?」
「買取はちゃんと店が儲かる値段でお願いしますね」
「もちろんだ。この店が潰れたら君もお客さんも困ってしまう、だろう?」
「ええ、その通りです。あ、それとこれ悠里から預かってきました」
『これ』と言って取り出したのは悠里から預かったものだ。実はこれがなんという名称かを知らないのだが、佐藤さんは知っているのだろうか?
「ん? これは壁掛けコースターか」
「え、そのまんまなんすね」
「コースターにも使えるものを飾りとして壁に掛ける。となると他に言いようがなくてね」
「なるほど、たしかに。とりあえずそれ店に飾っておいてほしいみたいですよ。俺もちょっと魔除けのおまじないをしておいたので、強盗とかにも効くかもしれませんし」
「強盗に効く魔除け……? いや、君の事だ、深く考えるのはやめて言う通りにしよう」
それからはいつも通り肉を冷凍庫と冷蔵庫に納入しついでに寄付用の肉も前回同様くらいの量入れておいた。ここまでやっても、手持ちの肉が減ったように感じない。ただワイバーンステーキは貴重な部類なので小出しにさせてもらった。自分たちで食べる分は取っておかないとね。特にチビはこれがお気に入りだからなおさら。
自宅に戻り何気なく朝刊を手に取る。
なになに? 少年が行方不明? ダンジョンに入ったきり帰ってこない? 最近じゃ珍しい事じゃなくなったよなこういうの。テレビは何かやってないんだろうか。
テレビをつけると映ったのは地方のワイドなショー的番組。地方な時点でローカルな上にワイドかどうかも怪しいところだが、そういう感じの番組だ。新聞に載っていた行方不明の少年についてが今日の話題らしい。
それによると、少年は最初の頃は友達の家に遊びに言ってくると言って出かけちゃんと帰ってきていたが、徐々に泊まってくるに変わり二日、三日と日が開くようになった。
公立の小中学校が再開され始めてからも休日の度に少年は外泊することが多かったらしい。そしてある日、大きなリュックを背負って出かけて行った。基本的に自由にさせる方針のその家族構成は、母一人子一人なのだという。
少年は消防隊員である父親を失った。母親は災害で職を失った。その後の母親は付近の住民が避難しているところで炊き出しをするために日々奔走しており、つい先日はとある協力者のおかげでダンジョン肉を使った大規模な炊き出し大会を開催することができたのだという。その炊き出しを行った日は少年が出かけてから四日目で、さすがにそろそろ帰ってくるだろうと思っていた。しかしまだ帰ってこないので少年の友達に連絡を取り、いそうな場所を教えてもらった。そこに言ってみると少年はおらず、代わりにダンジョンに通じる洞穴があったのだという。
(んー。もう一週間以上になるのか。普通に考えたら絶望的だな……)
ーー そうですね。普段からダンジョンに入っていたと思われます。そしてどんどん階層を進んでは帰るを繰り返していたのでしょう ーー
(しかし今回はまだ戻っていない、か。それにしてもなんか引っかかるんだよなー)
ーー 炊き出し、ですか? ーー
(そうそう。俺みたいなのが他のところにもいてもおかしくは無いけど、大規模な炊き出し大会の映像あったじゃん。それ見る限りダンジョン肉を百キロ以上提供できてるっぽいし、ひょっとするとひょっとするかもよ、なんてな)
ーー 十分にあり得るかと。ではこの近辺で行われた炊き出しについて検索します。……ヒットしました ーー
スマホを介してあっさりと探し出すエアリス。この便利さを知ってしまった俺は、この先自分でスマホを操作することはあるのだろうか、とそんなことはいい。
ーー 御影邸に協力を仰ぎに来訪した人物、そしてジビエ料理SATOからダンジョン肉を受け取った人物、炊き出しを主催した人物はおそらく同一人物です ーー
(じゃあその人の電話番号でも住所でもいいから調べてくれ)
ーー 助けに行くおつもりですか? 無駄足になるかもしれませんが ーー
(そうは言っても、なんか寝覚め悪いだろ。それに俺にはエアリスがいるから、他のダンジョンから入ったところで20層くらいまでなら問題ないだろ?)
ーー ええ! それはお約束しましょう! ーー
エアリスは褒めても煽っても木に登るのだ。チョロい。
エアリスの調べでその母親、山里(ヤマザト)さんに連絡をつける。電話をかけると始めは警戒の色が濃かったが、SATOの件と御影という名前を覚えていたようですぐにその警戒を解いてくれ、SATOで会う事にした。
いきなりだったが佐藤さんは快く迎えてくれて、場を提供してくれた。
「それで……息子が帰ってこないんです」
「なるほど。それで、そのダンジョンってどこにあるんです?」
案内されたところへ行くとそこはごく一般的な一軒家。敷地面積は30坪くらいか。
そこの住民は帰ってこない息子の友達の家で、その一家はダンジョンができてしまった家を出て避難所生活をしている。その友達から鍵を借り、こっそりとダンジョンに潜っていたということだった。地元のワイドなショーではそこまで詳しい事は言っていなかったが、件の少年がこの女性、山里さんの息子さんであることは間違いないな。
「じゃあ俺がここから探しに行きますね」
「え? でも一人でダンジョンなんて……危険なんじゃないんですか? もっと人を集めた方が……」
何やらすごく心配しているというか不安そうだ。普通に考えて俺みたいな普通の男がダンジョンに一人で入るなんて言ったら当然か。しかし理由はそれだけではなさそうだが……今は気にしている時間も惜しいな。
「俺の場合は一人の方がはやいんです。それにあまり目立ちたくはないので、誰にも言わないでくださいね?」
俺の発言に対し、いろいろな葛藤があるらしい。自分の子供を捜索するために、いるかいないかもわからないダンジョンに無謀にも一人だけで送り込んでしまう事についてだろうか? だとすればおそらく問題はないんだが、説明したところで、である。
もしも見つかったとして、その場合どうするかを聞かなければな。
「それで……言い難いんですが、もしもの場合はどうしますか?」
「もしも……?」
オウム返しのような事をする山里さんは、少し考えて言わんとしている事を理解したようだ。
悪い想像をしてしまったのだろう、『それでも、連れ帰ってきてほしいです』と涙ながらに言った。
山里さんはそのまま泣き崩れてしまった。さすがに酷だっただろうか。しかしわかりきった事でも、一応聞いておかなければならない気がしたんだ。見つかったとして綺麗なままで連れ帰れるとは限らないからな。しかしそこまで考えて、どんな状態であっても連れ帰ってほしいと思うのが親なのか、とも思った。まぁどうであれそのままダンジョンに放置するつもりなら、そもそもここには来ていないが。
それに軽い気持ちで探そうと思っていた俺は、山里さんの並々ならぬ様子に彼女がしたであろう想像とおそらく似た状況を思い浮かべてしまう。衝撃映像すぎて吐いたらどうしよう……しかし『もしもの場合は』なんてカッコつけて尋ねた手前、今更退くわけにもいかない。
そういえばその少年の名前知らないな。生きてたら確認に必要だろうし聞いておかないと。
「わかりました。それと息子さんの名前ってなんていうんです?」
「大地(ガイア)です!!」
めっちゃキラキラネームやん。
ーー 逆に忘れられなそうなので都合がいいかと。ワタシとしては意味的にシンパシーを感じますし。それに近頃では改名制度もありますので将来的にも問題ないでしょう ーー
(そ、そうだな)
それから俺は、エアリスと名前の雰囲気が似た少年を探しに、とある一軒家のダンジョンへと入って行った。
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